AR/VRやモバイル分野を中心に調査・投資を実施するDigi-Capitalから、スタートアップ向け投資に関する調査結果が発表された。本調査は2018年にAR/VR、コンピュータービジョンに関わる資金調達を実施したスタートアップを対象としている。
本レポートによると、2017年~2018年の2年間における投資件数は、2017年第4四半期の100件以上をピークに減少、その後、2018年第4四半期には80件ほどまで回復したとのこと。投資先企業のステージとしてはシリーズBラウンド以降は少ないようだ。分野別でみるとVR/ARゲームや写真・動画、ソリューション・サービスを中心に、エンタープライズやスマートグラス、基幹技術へ投資していることがわかる。
投資額で見た際に金額を集めている分野はコア技術、特にAR×コンピュータービジョンを手がける中国企業だ。また、この分野以外でも中国企業への投資は目立っており、AR広告、ライフスタイル、スマートグラスといった分野への投資規模は1億ドル強となっている。