Vuzixは、スマートグラス「Blade」のコンシューマー向けモデルを発表した。発売日は2019年2月からで、価格は999.99ドル(約10万8000円)。Bladeは、視界に情報を表示することのできるスマートグラスだが、HoloLensなどのように空間認識の機能は搭載されていない。Bladeの主な機能は、スマートフォンを介したデータの送受信と表示で、メールや画像、テキストメッセージなどのデータを空中に表示して閲覧したり、道案内を受けることが可能となっている。
操作はフレーム脇のコントロールパネル(タッチパッド)や音声認識に対応し、AmazonのAlexaやGoogleアシスタントによるサポートも受けられるほか、高画質な写真や720pの動画の撮影も可能となっている。Bladeを使うにはスマートフォンが必要だが、スマートフォンをわざわざポケットから取り出す手間を省くことができる点で優れていると言える。仕事で両手がふさがれてしまう人や、スマートフォンの操作が困難な身体障碍者にとって有用になりうると期待が寄せられている。
同社は、2018年11月に企業向けモデル「Blade Edge」を発売したばかり。その際、コンシューマ向けモデルについて、正式な日時や価格を示していなかったが、今回予約サイトが公開された。注文日から約4~6週間で発送されるとのことだが、2019年1月6日現在、日本からの注文は不可能である。グラス単体は約1000ドルで、矯正レンズを取り付ける場合は約200ドルの追加料金が発生するとのこと。