「Whiskey Lake-U」搭載の新モデルSV8の魅力はここにある!
インテル® Core™ i7プロセッサー搭載
Intel Inside® 圧倒的なパフォーマンスを
パナソニックストアでも好評発売中
(jp.store.panasonic.com/pc/)
SV8は光学式ドライブ搭載、LTE対応、標準でSSD採用、軽量、長時間駆動など、基本的には前モデルとなるSV7の特長をすべて引き継ぎつつ、さらにパワーアップしたモデルとなる。最大の違いは、CPUに最新の「Whiskey Lake」コアを採用していることだ。
Whiskey Lakeは、製造プロセス14nm++、4コア8スレッド、ベースクロック1.6GHzといった部分はSV7で搭載していたKaby Lake Rとほとんど同じだが、ターボブースト時の最大動作クロックが大きく引き上げられているのが特徴だ。Kaby Lake Rの「Core i5-8250U」とWhiskey Lakeの「Core i5-8265U」とで実際の数値を比べてみると、最大クロックが3.4GHzから3.9GHzに上昇しているのがわかる。
高負荷時にはより高速に動作するようになっているため処理が短時間で終わり、待ち時間が短縮されるというメリットがあるわけだ。このCPUの性能がどのくらいなのか、「Core i5-8265U」を採用したSV8「CF-SV8CFBQR」を使い、定番のベンチマークソフト「CINEBENCH R15」で性能を調べてみよう。
CINEBENCH R15は、CPUが高速なほどスコアが高くなる。SV8では全コアを使用する「CPU」のスコアは659cb、シングルスレッドとなる「CPU(Single Core)」でも161cbという高いスコアを記録していた。ちなみに別のPCとなるが、Kaby Lake RのCore i5-8250Uを採用したノートPCでは、CPUが559cb、CPU(Single Core)が146cbにとどまっていた。
CPUクーラーの冷却性能によってスコアが大きく上下するだけに、純粋なCPU性能の比較はできないのだが、あくまで参考値として見た場合、少なくともSV8が搭載する「Core i5-8265U」の性能はかなり高いということがわかるだろう。ここまで性能が出せるのはCPU性能の高さはもちろんだが、SV8の優れた冷却能力があってこそだといえる。
新CPUのメリットは処理性能だけじゃない
Wi-FiやUSBも高速化している!
Whiskey Lake世代を採用したメリットはCPU性能の高さだけに留まらない。実はこのCPUに組み合わされるチップセット(PCH)が新しくなっており、機能が大幅に強化されているのだ。
その最たるものが、Wi-Fi機能の内蔵。従来はM.2スロットにボードを挿す外付け機能となっているのが一般的だったのだが、チップセットに内蔵されることにより、より低コストで高性能なWi-Fi機能が使えるようになっている。もちろんSV8ではこの機能を利用。システム情報からネットワークアダプターのプロパティを見てみると、IEEE802.11ac Wave2に対応した「Intel Wireless-AC 9560」として認識されていた。
IEEE802.11ac Wave2の特徴はHT160への対応、つまり使用する周波数幅を160MHzに拡張することで、2×2でも1733Mbps接続を実現できることにある。もちろんルーター側の対応も必要なのだが、PC側で対応しているものが少ないだけに、Wi-Fi速度を重視する人にはかなり重要なポイントとなるだろう。
多くのルーターはHT80(80MHz幅の使用)までしか対応していないこともあり、この速度をフル活用できるシーンは多くないとはいえ、将来性を考えればかなり重要な機能といえる。なお、Wi-Fiの実効速度はおよそ半分~8割程度というのが一般的で、単純計算で考えると、1.7Gbpsの速度は有線のギガビットLANに匹敵するものとなる。通信速度の遅さを嫌って有線LANを使っていた人でも、Wi-Fiメインでいいかなと思えるほどの速度だ。
インターフェースに目を移してみると、前モデルから搭載されているThunderbolt 3対応のUSB Type-Cが健在。Sv8のUSB Type-C端子では、USB 3.1 Gen 2、DisplayPort、Thunderbolt 3という3種類のデータ転送に対応している。
Thunderbolt 3は、転送速度40Gbpsを誇る高速インターフェース。Thunderbolt 3に対応した機器はディスプレー、外付けGPU、ドッキングステーションなど多岐にわたり、ノートPCの拡張性を飛躍的に高めてくれるインターフェースだ。外付けGPUボックスを接続すればゲーミングPCとしても利用でき、ディスプレーをデイジーチェーン接続してのマルチディスプレー化も楽に実現できる。ドッキングステーションを利用すれば、外付けディスプレーやキーボードやマウス、ゲームコントローラーなどをまとめて接続でき、モバイル利用時とデスクトップ利用時の切り替えをケーブル1本つなぐだけで実現できるなど、活用範囲が大きく広がる。
またUSB PowerDeliveryにも対応しているので、付属のACアダプターだけでなく、USB Type-Cを利用した汎用のACアダプターで本体を充電できるのもポイントだ。複数の機器を持ち歩く場合でも、ACアダプターが1つで済むのがありがたい。
USB Type-CはUSB3.1 Gen2に対応したUSB規格で、最大10Gbpsという速度を実現している。Thunderbolt 3の転送速度は40Gbpsだが、Thunderbolt 3に対応したストレージでなくとも、USB Type-Cであれば従来より高速な転送が可能になっている。
この速度を活用できるのが、最近増えてきたNVMe対応SSDの外付けストレージ。USB3.1 Gen1でも5Gbpsと高速なのだが、この速度はSATAよりも若干遅いため、NVMe対応のSSDを使おうとすれば、かなりのボトルネックとなってしまう。
実際に「CrystalDiskMark」を使い、外付けSSDを接続した場合の速度をチェックしてみよう。SSDにはIntel 760p(256GB)を使って試してみた結果が次の通りだ。
シーケンシャル性能に注目してもらえればわかる通り、NVMe対応SSDを外付けストレージとして使う場合、USB3.1 Gen2なら単純に2倍もの速度で利用できるのが強みだ。もちろんUSB3.1 Gen2でもSSD本来の性能は出せていないのだが、それでも、USB3.1 Gen1と比べれば速度面でのメリットは大きい。とくに動画など、大きなデータのやり取りが多い人であれば、この速度のメリットを享受できるハズだ。
モダンスタンバイ*でスリープ中でもメールを受信
実用面での変化といえば、SV8から「モダンスタンバイ」に対応したことが挙げられる。これは、スリープ中でもWi-Fi接続を維持できるWindows 10の機能で、メールの受信やデータの同期などを行ってくれる。使っていない時でも受信できるという点では、スマホに近い感覚となる。
*モダンスタンバイを無効にすることはできません。スリープ中であっても、画面を表示しないまま様々な処理を行うため、スリープ中の消費電力は、今までよりも大きくなる場合があります。工場出荷状態では、8時間スリープが継続すると、休止状態に入るように設定されています。
メールチェックは手軽なスマホで行い、実際の返信はPCで行うといった使い方をしている人も多いと思うが、こういったときに不満に感じるのが、ノートPCを開いてすぐに返信を書くことができず、まずはメールの受信から始めなければいけないという点だ。
これはスリープ中はWi-Fi接続が途切れてしまうために起こるもの。モダンスタンバイに対応したSV8であればスリープ中もWi-Fi接続されたままとなるため、メールもすでに受信済み。ノートPCを開いてすぐにメールを作成できるといったメリットがある。
さらに便利に使いたい人にオススメしたいのが、顔認証機能の活用だ。パスワードやPIN入力のように後ろからのぞき込まれるショルダーハックを気にしなくていいうえ、数秒もかからず認証が終わるため、いち早くPCを使いたいといった場合に重宝する。モダンスタンバイと併用すれば、ノートPCを開いてすぐに使い始めることが可能なのだ。
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