このページの本文へ

外部システムやチャットボットエンジンとの連携APIを公開、「AppSuite」アプリ機能強化も

「desknet's NEO」「ChatLuck」各最新版で外部連携を強化

2019年01月15日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ネオジャパンは2019年1月15日、グループウェア「desknet's NEO」とビジネスチャットツール「ChatLuck」の各最新バージョンを提供開始した。

「ChatLuck」最新版では、外部のチャットボットプログラムがChatLuck上のボットを制御し、ユーザーとやり取りできるAPIが公開された

 desknet's NEO最新版(Ver 5.2)では、業務アプリ作成ツール「AppSuite」の機能強化が図られている。AppSuiteは、desknet's NEOの組み込み業務アプリがノンプログラミングで作成できるツール。

 新版ではまず、AppSuiteアプリとdesknet's NEOのワークフロー機能との連携が可能となった。具体的には、AppSuiteアプリに登録されたデータの詳細画面に「ワークフロー」ボタンが表示され、登録データを添付した申請/承認ワークフローがこのボタンからワンクリックで実行できる。

AppSuiteアプリとdesknet's NEOワークフロー機能との連携が可能に

 またAppSuiteアプリへの、CSVデータの一括インポートツールも公開した。コマンドラインツールのため、手作業だけでなくバッチ処理による定期的な自動データ登録も可能。また、CSVファイル上でファイルのパスを指定することで、画像データや文書ファイルも一括でアプリに取り込むことができる。

 さらに、外部システム連携用のAPIも公開された。このAPIを利用することで、外部システムがAppSuiteアプリにデータを直接登録できる。

 同時にバージョンアップされたChatLuckの最新版(Ver 3.5)でも、外部システムとの連携機能が強化されている。

 ChatLuckではまず、新機能「チャットボットAPI」が追加された。これは外部のボットプログラム(チャットボットエンジン)が、管理者がChatLuck上で作成したボット(ユーザー)を制御するためのAPI。外部チャットボットからのメッセージやボットへの指示(コマンド)を、ChutLuck上でシームレスに取り扱えるようになる。

ChatLuckの「チャットボット管理」画面。外部プログラムがAPI経由で制御できるボットユーザーを作成できる(ChatLuck自身がチャットボットエンジンを備えるわけではない)

 同様に、Webの問い合わせフォームや監視システムなど、外部システムからのメッセージをユーザールームに通知するAPIも公開された。これまでメールで受け取っていた各種通知をChutLuckに統合することができ、メールへの依存度をさらに引き下げることに貢献する。

カテゴリートップへ

ピックアップ