光学式ドライブ内蔵で学生や社会人の初めての1台にも
低価格から高性能まで、カスタマイズ豊富な13.3型ノートPCは幅広い用途にマッチ (2/2)
2019年01月20日 10時00分更新
優秀な事務処理性能
パソコンの基本的な処理性能を計測する「PCMark 10」も実施。スコアは「3258」という結果に。このスコアは基本性能を表すEssentials、事務作業時の生産性を表すProductivity、デジタルコンテンツ制作時の処理性能や描画性能を表すDigital Content Creationの3つを複合して算出される。
本機の場合、スコアのいい順に並べると、Essentialsのスコアが7448、Productivityが5844、Digital Content Creationが2156という結果になっている。
スコアの低さが目立つDigital Content Creationは3DMarkと同じく、ビデオカードを搭載しているモデルでないと、ハイスコアを記録するのが難しい。この点を考慮すれば、基本性能と事務処理性能に関しては、とても優れた結果が記録できているものの、Digital Content Creationが全体のスコアを押し下げていると評価できる。
文書や表の作成、ウェブブラウジング、メール、簡単な画像の編集といった作業に関しては快適な動作が期待できるが、動画やCGの政策、エンコーディングといった高い負荷がかかる専門的な作業にはあまり向かないと捉えておこう。
「Crystal DiskMark」でSSDの読み書き性能も計測した。とくに「Seq Q32T1(マルチキュー/マルチスレッドのシーケンシャルリード/ライト)」の項目はリードが3165MB/秒、ライトが1511MB/秒と高速だ。
LIFEBOOK WS1/C2は128GB SSD、256GB SSDを選択した場合はSATA接続だが、512GB SSDを選択した場合はPCIe接続になる。
このため、128GBか256GBのSSDを選択した場合は、この結果よりもスコアは落ちると考えた方がいいだろう。氷筍の128GB SSDから512GB SSDへのアップグレードは4万3200円となるが、キャンペーンで3万円台に落ちることもあるため、安価なタイミングを狙うといい。
インテルの第8世代Coreプロセッサーを搭載しつつ、長時間のバッテリー駆動、有線LAN端子と光学式ドライブの搭載など、完成度が高く、見所がたくさんあるモデルだ。キーボードの打鍵感やトラックパッドの操作感、ディスプレー性能、また堅牢性といった基本性能にも抜かりがないほか、抜群の事務作業の快適さをほこる。
また、軽いゲームなら楽しめる処理性能を持つLIFEBOOK WS1/C2は、カスタマイズで価格や構成が選択できるため、久しぶりのノートパソコンの買い替えや、モバイル向けのサブ機、学生のレポート用の端末など、幅広い用途にオススメできる完成度の高いノートパソコンだ。
LIFEBOOK WS1/C2の主なスペック | |
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CPU | Core i5-8250U(1.6GHz)/Core i7-8550U(1.8GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 4GB/8GB/12GB/20GB |
ストレージ | 約128GB SSD/約256GB SSD/約512GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)タッチ対応/13.3型(2560×1440ドット)タッチ非対応/13.3型(2560×1440ドット)タッチ対応 |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ/Blu-ray Discドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.0端子×2、ミニD-sub 15ピン、HDMI出力端子、有線LAN端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子 |
サイズ/重量 | およそ幅315.8×奥行214×高さ11~19.8mm/約1.36kg(DVDスーパーマルチドライブ装着時) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |