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敵と味方を見るだけで判別できるという

英海軍、戦闘システムにARを導入開始

2018年12月18日 15時30分更新

文● Mogura VR

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 英海軍はARを使ったUIの導入を進めていることが明らかになった。ロンドンで行なわれたプレス発表で、航空宇宙系の防衛やセキュリティーを専門とする企業BAE Sysytemsが英軍艦へARシステムを提供することを発表したという。

 このシステムは、レーダーやソナーによる重要な情報を管理するブリッジでの監視官の業務を効率化できることに加え、主要かつ戦術的な情報を全乗組員間へ迅速かつ効率的な伝達が可能になるとのこと。さらに、AIによってAR体験が向上するシステムとなるようだ。

 今回英海軍が導入を計画するAR技術は、BAEの「Striler 2 pilot’s helmet」と呼ばれるシステムの改良版になると予測される。これは装着したヘルメット前方にあるディスプレーに現実世界の環境とデジタル情報が映し出すシステム。これによりパイロットは近くにいる戦闘機を敵か味方かの判断が可能で、さらに数秒から数分で正確なストライクゾーンを計算することができる。英海軍では、専用のヘルメットではなくより軽量な簡単に着脱できるARデバイスとして、マイクロソフトの「HoloLens」も使用するという。

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