すべてフランスで生産、アップデートでステレオ化も
「Phantom REACTORは研究開発に3年間をかけた」とDevialetのアジア太平洋地域のGeneral Managerを務める、ジュリアン・ベルジェル氏は言う。この小型化を実現するために工場での生産が難しかったそうだ。Phantomシリーズはフランス・パリ近郊の工場で生産しており、デザインから生産、組み立てなど「100%フランス製」をアピールする。
従来の製品と比べると、左右のウーファーが小型化したほか、中央のスピーカーは高音と中音を1つのスピーカーで再生しているため、中高音を分けているPhantom Premierシリーズよりも精細な音を再生できるという。
つまり、コンパクトである一方で、ハードウェアの進化によって音質も改善したのがPhantom REACTORの特徴だ。さらに、電源ボタンを含めて、操作ボタンがなかったPhantom Premierシリーズに対して、Phantom REACTORでは電源ボタンと電源LEDを搭載。再生/一時停止などのボタン類も追加して操作性を改善させた。
背面にはアナログ、デジタルの入力端子を装備し、ステレオ機器やテレビなどとの接続が可能。無線LAN、有線LAN、Bluetoothにも対応しており、ネットワーク経由でスマートフォンの音楽などを再生することも可能。
Spotify Connectなどの音楽配信やAirplayもサポート。Bluetoothを使ってスマートフォン経由でその他の音楽配信サービスを再生することも可能だ。
再生用アプリも用意。従来とは異なりプレイヤーアプリはなく、Phantom REACTORのコントロールに特化したアプリとなっていて、日本語化も行っているという。