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従来の10分の1、半年で完成したという

VR活用でヘリコプターの開発期間が短縮

2018年11月20日 18時15分更新

文● Mogura VR

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 通常ヘリコプターの開発には5~7年の期間を要するとされているが、米Bell HelicopterはVRを活用してこの期間を10分の1近くまで短縮、コンセプト機「FCX-001」をわずか6ヵ月で完成させたという。

 モデリングやモックアップ制作の代替としてのVR活用して開発時間を短縮できたという。これは3Dデザイン・制作の専門企業Sector 5 Digitalと協力することで初期デザインをCADソフトで行ない、データをUnityに移植してリアルタイムのVRによるテストや調整を可能にしたという。

Sector 5 DigitalのFCX-001プロジェクトページより 

 VRヘッドセットとしてはHTC VIVEを活用してスタート段階から試験飛行の段階までバーチャルモデルを扱い、プロトタイプ作製前に外観や機器の配置を微調整することも可能となった結果、従来の開発と比較して数百万ドルのコストが削減できたとしている。

 今後、顧客のニーズに応じた幅広いカスタマイズ品をVRを使って見せるなど、販売やトレーニング、機体整備などの業務にもVRを活用するとしている。

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