ファーウェイが誇る最新技術が詰まった2018年末、最注目のスマホ!
ファーウェイ「HUAWEI Mate 20 Pro」レビュー AI&新Leicaトリプルカメラが半端ない!
2018年11月28日 14時00分更新
ファーウェイのカメラがさらに一歩先の世界へ
超広角レンズが追加されたLeicaトリプルカメラ
ファーウェイ製のフラグシップ機と言えば、やはりカメラ。今夏登場のHUAWEI P20 Proでも、各種レビューサイトで最高レベルの評価を受けてきたわけだが、HUAWEI Mate 20 Proではさらに新たな技術に基づく、Leicaトリプルカメラを搭載した。
名称自体は“Leicaトリプルカメラ”なので、3つのカメラを搭載する点はHUAWEI P20 Proと変わらない。しかし、カメラの組み合わせに変更が加わっている。HUAWEI Mate 20 Proでは、メインとなる1/1.7型の大型センサーを採用する広角4000万画素、そして望遠800万画素に加えて、35mm判換算で16mm相当という超広角の2000万画素という3つのセンサーを搭載。レンズの名称も「LEICA VARIO-SUMMILUX-H 1:1.8-2.4/16-80 ASPH.」となった。
これにより、超広角から望遠までの自由な倍率での撮影や、一眼デジタルにしか撮れないようなキレイなボケ味を楽しめるポートレート撮影など、自由な表現力を手に入れている。
とはいえ、今回の目玉はやはり超広角の16mmカメラだろう。単純に広い範囲を撮影できることはもちろん、レンズの向け方によって遠近感を強調したダイナミックな写真を撮影できる。使い方に慣れれば、他のスマホには難しい個性的な写真によって、SNSでも注目されるはずだ。
もちろん超広角以外にも、1/1.7型の大型センサー、「マスターAI」による撮影シーンの自動認識を駆使したオート撮影も非常に高品質だ。
マスターAIは、料理や風景といったシーン単体での判別だけでなく、緑+空などフレーム内にある複数の構成要素を分析したうえで、それぞれに最適な明るさや補正を加える。この補正機能はかなり強力で、逆光気味や暗い状態で、HDR機能を使ってもキレイに撮るのが難しいはずのシーンでも、しっかりと見栄えのする写真にまとめられる力を持っている。
望遠撮影は望遠レンズの光学3倍(80mm相当)に加えて、ハイブリッドズームにより、5倍(135mm相当)まで非常に高画質で精細な写真を残せる。
定評のある「夜景」モードももちろん継続して搭載。手持ちでもブレなく、数秒のロングシャッターに相当するノイズの少ない鮮やかな写りを見せてくれる。背景ぼかしは人物撮影の「ポートレート」と「ワイドアパーチャ」の両モードで利用可能。最短距離25mmの「スーパーマクロ」も、拡大撮影に加えて背景ぼかしに使える。
ポートレートモードは、顔を3Dで認識して補正するビューティ撮影機能や、背景ぼかし、照明効果などを楽しめる。肌を自然かつ滑らかに表現するだけでなく、セルフィーでは顔の写りをより細かく設定可能だ。背景ぼかしはアウトカメラだけでなく、インカメラでも利用できる。
新機能で面白いのが、背景ぼかしの光の丸ボケを、ハートや渦、うろこに変えられる機能。一眼カメラでいうフィルターやレンズの違いだが、いわゆる“エモい”写真を撮れる。クリスマスシーズンに向け、イルミネーションを背景にした撮影でも活躍しそうなのでうまく利用したい。
HUAWEI Mate 20 Proのカメラは、“せっかく旅行に来たのに天気が微妙で見栄えのする写真が撮れずに残念……”といったときでも、マスターAIや望遠/広角撮影、さらにライカの色を楽しめるフィルムの発色設定までも活用することで、さまざまな印象的な写真を撮影できる。
この点では、他のスマホはもちろん、本格的な一眼デジタルでも不可能なまでの高画質機能と汎用性を持っていると言える。毎日のようにスマホでSNS向けに写真を投稿する人にとっては、うまく活用することで確実に他のユーザーをリードできるだろう。