中国・江西省は、AR/VR産業向けに4.6億ドル(およそ510億円)規模のファンドを立ち上げると発表した。同省がAR/VR産業のハブとなることを目指すとしている。
これは10月19日~21日に江西省の省都南昌市で開催された世界VR産業大会(World Conference on VR Industry)にて発表されたもの。江西省の工業情報化部がスポンサーを務めた大会で、報道によれば来場者はおよそ2000人。カンファレンスのなかで省政府がファンド設立計画について発表したという。
中国のVRメディア関係者によれば、資金の内訳は次のようになっている。VR/AR産業のエンジェルVC(ベンチャーキャピタル)向けに2880万ドル、親ファンド向けに1.44億ドル、産業投資ファンド向けにおよそ2.88億ドル。南昌市をAR/VR開発におけるハブとすることが目的であることから、投資先はビジネスの一部を同市で行なうことが条件とされる。