PC向けゲームプラットフォームのSteamは、2018年9月までのハードウェア利用状況を発表した。今回のデータでは初めてHTC VIVEの上位機種であるVIVE Proのシェアが明記されるようになり、Oculus RiftとVIVEの総シェアはこれまでの推計よりも差が小さいことが明らかになった。
9月までの調査結果によれば、Steamユーザーの中で最も高い利用割合を占めるヘッドセットは依然としてOculus Rift。そのシェアは47.27%(前月比0.16ポイント増)と、HTC VIVEの42.36%(前月比0.22ポイント減)との差を広げている。また、Windows Mixed Realityヘッドセット(MRヘッドセット)も5ヵ月連続で徐々に利用割合を伸ばしており、最新のシェアは7.22%(前月比0.04ポイント増)となっている。
VIVE Proは現在Steamのデータ内のデバイスでは最も高価なものとなっているため、シェアの伸びは比較的ゆっくりだ。9月時点での全体シェアは2.03%とごく一部にとどまっている。増加はゆるやかだが、ここ半年で2%に到達した形だ。なおHTC VIVEとVIVE Proの合計は44.39%となり、Oculus Riftの47.27%とかなり近い状態になっている。