MRデバイス「Magic Leap One」を開発しているMagic Leapは10月5日(米時間)、同社公式Blogにて分散メッシュコンピューティングのスタートアップ、Computesを買収したことを発表した。現実にデジタルのレイヤーを重ねる技術にComputesの技術を活用すると見られている。
分散メッシュコンピューティングとは、小型IoT機器が埋め込まれた身の回りのもの同士が情報を共有・交換する技術。Computesのウェブサイトには既にMagic Leapの社名が掲げられているが、同社の事業詳細は見ることができない。また、買収の詳細についても明らかになっていない。
Magic LeapのComputes買収は同社が目指すMRを実現するために必要な一歩だと考えられる。Magic Leapが目指す、現実に”デジタルの層”を重ねるというMR(複合現実)の実現は、コンピューターにとって負荷の軽いものではない。これに対して、メッシュコンピューティングはグループ化されたシステムの力を活用。最も必要とするデバイスにリソースを割振り、負荷の低減を実現する。