グーグルはARプラットフォーム「ARCore」のアップデートを発表した。最新となる「ARCore 1.5」では、アプリのメモリ消費やCPU負荷を低減、またARアプリ開発ツール「Sceneform」での編集機能も強化されている。
ARCoreは、グーグルが展開するARプラットフォーム。複数のユーザーが同じAR空間にアクセスできる「Cloud Anchors」などの機能を特徴とし、ARアプリの開発を促進している。今回発表されたアップデートは、「gITF形式でロードが可能」「『Sceneform』のオブジェクトをカスタマイズ可能」「ポイントクラウドで各ドットにID割当」「対応デバイスの追加」の4点。特に大きなポイントとして、初となるChrome OS端末「Acer Chromebook Tab 10」への対応やソニーのXperia XZシリーズの過去機種など、以前よりも多くのデバイスに対応する。
これまでARCoreはハイスペックな対応機種に限定されていることから、iPhoneの多くに対応するアップルのフレームワーク「ARKit」に追いつけるかどうかが問題視されていた。今後のソフトウェアアップデートにより、さらに対応機種が増えることに期待したい。