アメリカに本拠地を置く石油大手シェブロンは、マイクロソフトのMRデバイス「HoloLens」の導入を進めている。同社はHoloLensをリモートアシスタントに使用することで、出張旅費の削減や業務効率向上に一定の成果が出ていることを明らかにした。
シェブロンが特に活用しているのは、HoloLens向けのアプリ「Microsoft Remote Assist」。ユーザーはHoloLensを通じて離れた場所にいる相手とハンズフリーで会話し、自分の見ている状況をシェア、その場にコメントを書いたり指示を送ったりできるというもの。これにより業務効率アップを図るとしている。
シェブロンは世界中に従業員を抱えているが、「Remote Assist」を使えば離れていても協力して業務に当たる事が可能となる。この結果、出張旅費の削減や業務リスクの低下、業務効率の向上といった効果が現れているという。MRを活用することで実際に効果が出ているケースであり、これを受けて今後企業の導入なども進むものと思われる。