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さとうなおきの「週刊アジュール」 第59回

「Ignite 2018」アップデート ~インフラ編~

VMディスクの最上位オプション「Ultra SSD」登場、AzureのNWが大幅機能強化

2018年10月05日 13時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。2018年9月24日~28日にかけて、米国オーランドでMicrosoftの年次カンファレンス「Microsoft Ignite 2018」が開催されました。「週刊アジュール」では、基調講演での発表をまとめた「Ignite 2018」特別号外に続いて、Ignite 2018でのAzureアップデートを、インフラ編アプリ開発編データ編AI/IoT編の4回に分けてお伝えします。今回はインフラ編です。

Ignite 2018の情報はここをチェック

 Ignite 2018カンファレンスのVision Keynote、Technology keynote、General Sessionのビデオは、Ignite 2018 ウェブサイトのトップページで視聴可能です。

 ブレークアウトセッションのビデオやスライドは、MyIgniteで公開されています。Microsoft Tech Communityのアカウントでのログインが必要です。Microsoft Tech Communityアカウントをお持ちでない方は、Microsoftアカウント、またはAzure Active Directoryの組織アカウント(Office 365のアカウントなど)を使ってMicrosoft Tech Communityアカウントを作成し、それを使ってMyIgniteにログインしてください。

 Ignite 2018での発表の全体感を掴みたい方は、次のページをご覧ください。

Windows Virtual Desktop:発表

 新サービス「Windows Virtual Desktop」が発表されました。2018年内にパブリックプレビューが始まる予定です。

 Windows Virtual Desktopは、Azure上で動作する仮想デスクトップサービスです。クラウドサービスとして唯一、マルチユーザーのWindows 10環境を提供し、Office 365 ProPlusに最適化されています。また、無料のWindows 7延長セキュリティ更新プログラムを提供します。

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure Storage:Azure Data Boxファミリ

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Data Boxファミリ」は、大量のデータをAzureに移動するためのアプライアンスです。

 「Azure Data Box Edge」が発表され、プレビューが始まりました。Azure Data Box Edgeは、Azureとの間でデータをオンライン転送するストレージゲートウェイとして機能する、オンプレミスの物理ネットワークアプライアンスです。Azure Data Box Edgeは、Azure IoT Edgeベースの計算プラットフォームを提供しており、エッジ側でオンプレミスデータの分析などを行うことができます。今後、Project BrainwaveベースのFPGAオプションも提供される予定です。

 「Azure Data Box Gateway」が発表され、プレビューが始まりました。Azure Data Box Gatewayは、Azureとの間でデータをオンライン転送するストレージゲートウェイとして機能する、仮想アプライアンスです。

 「Azure Data Box Heavy」が発表され、プレビューとして事前注文可能になりました。Azure Data Box Heavyは、1PBのオフラインデータ転送をサポートします。

 2017年9月のIgnite 2017カンファレンスプレビューになっていた「Azure Data Box」が、米国、ヨーロッパでGA(一般提供)になりました。

 Azure Data Boxファミリには、これらに加えて、7月にプレビューになっていた「Azure Data Box Disk」があります。

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure Data Boxファミリー

Azure Storage:Premium Blob Storage、Premium Files

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Blob Storage」は、オブジェクトストレージサービスを提供します。

 Azure Blob Storageで、既存のホット、クール、アーカイブ層に加えて、最上位のPremium層(Premium Blob Storage)が発表され、限定パブリックプレビューが始まりました。Premium Blob StorageはSSDを使っており、低レイテンシでのアクセスを可能にします。

 詳細は、次のページをご覧ください。

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Files」は、SMBプロトコルベースのファイル共有サービスを提供します。

 Azure Filesで、新しいPremiumプラン(Premium Files)が発表され、限定パブリックプレビューが始まりました。

 Premium Filesは、既存のStandard Filesの20倍(100TiB)の容量、100倍のIOPS(100000IOPS)を提供します。Standard Filesもアップデート、プレビューを受け付けています。

 Azure FilesのSMBアクセスでのAzure Active Directory認証が発表され、プレビューが始まりました。

 詳細は、次のページをご覧ください。

Premium FilesとStandard Files

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