iPhone XSシリーズが発売されましたが、機種変を検討している方の多くが気になるのは、買い替え後の使い勝手の違いでしょう。特に今回は、大型のiPhone XS Maxへの買い替えを考えているPlusシリーズの利用者も多いはず。そこで今回は、発売されたばかりのiPhone XS Maxと、従来のiPhone 8 Plusを並べて触ってみました。
iPhone XS MaxとiPhone 8 Plusの2台を並べると、ほぼ同じサイズのままディスプレーが拡大した端末だとわかります。なお、iPhone XS Maxは6.5型(1242×2688ピクセル)で、iPhone 8 Plusは5.5型(1080×1920ピクセル)です。
本体サイズを比べると、iPhone XS Maxのほうが微妙に小さいです。とはいえ、違いは1mm以内で重量もほぼ同じ。もともと両手持ちでの操作が前提の大画面スマホなので、使い勝手にはあまり影響しません。
ただし、以前のiPhone 7 Plusや初期のiPhone 6 Plusからの買い替えの場合は、元が軽量な端末のため、手に持つとやや重さを感じるかもしれません。
【大型iPhoneシリーズのサイズと重量】
iPhone XS Max:77.4×157.5×7.7mm、208g
iPhone 8 Plus:78.1×158.4×7.5mm、202g
iPhone 7 Plus:77.9×158.2×7.3mm、188g
iPhone 6s Plus:77.9×158.2×7.3mm、192g
iPhone 6 Plus:77.8×158.1×7.1mm、172g
使い勝手についても軽くチェックしていきましょう。
縦長大画面化の最大の魅力は、ブラウザーやTwitterなどのSNS、メールの見やすさです。もともとPlusシリーズでも写真や文字サイズが大きく見やすかったのですが、iPhone XS Maxは縦方向の表示面積が増えたことで、いちどにより多くの文章や写真を見やすくなりました。マップなどのアプリも同様です。
ディスプレーの画質ですが、一般的なウェブサイトを見るぶんには有機ELのiPhone XS Maxがやや鮮やかです。有機ELならではの良さを体感したいなら、NetflixやAmazonプライムなどで高コントラストかつ広色域のHDRムービーを視聴するといいでしょう。
従来モデルと比べた場合、iPhone 8 Plusは高品質な液晶とTrue Tone搭載により、ウェブサイトなどを見るぶんにはiPhone XS Maxの表示に近い印象です。一方、iPhone 7 Plus以前のモデルは、操作環境によって画面が青白く見えるなど、True Tone搭載の最新iPhoneに慣れると発色に不自然さを感じます。
iPhone XS Maxを操作中にややもったいないと感じた点は、大画面なのに画面分割機能や、動画のピクチャー・イン・ピクチャー(PnP)表示がないこと。細かい使い勝手については、引き続き検証していきたいと思います。
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