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科学的な裏付けと学習現場の知見から誕生したリスニング向上アプリとは

話題の英語ジム「リスニング特訓アプリ」が上達するワケ

2018年10月01日 11時00分更新

文● 飯島秀明 編集●飯島恵里子/ASCII 撮影●髙橋 智

提供: 恵学社

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左からENGLISH COMPANY 担当取締役 田畑翔子氏、Study Hacker事業部 エンジニア 吉原望美氏

ENGLISH COMPANYが開発したスマホアプリとは?

 音声変化のルールを覚えれば、英語のリスニング力は間違いなく向上する。だが、どうやって? これが5年前だったら容易にはいかなかったかもしれない。しかし、私たちは今、それをスマートフォンアプリで学ぶことができる。



 iOS、Androidで配信中の「Listening Hacker Pro」が、それだ。開発したのは、英語のパーソナルトレーニングジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY(以下、ENGLISH COMPANYと略)」を運営する恵学社。

 ENGLISH COMPANYといえば、劇的ともいえる英語力向上の実績が話題。実際、わずか90日間で500点台だったTOEICのスコアが800点を超えることも珍しくない。現在、首都圏・関西を中心に12のスタジオを展開しているが、どこも受講希望者が殺到。常時600人以上もの待機者が出る、人気ぶりだ。

 短期間で英語力の大幅アップを可能にしているのが、言語習得に関する学問「第二言語習得研究」の知見を基に開発されたトレーニングメソッドと、理論とメソッドに基づき受講生をマンツーマンで指導するパーソナルトレーナーの存在だ。

「科学的な裏付け」と「学習現場の知見」から誕生

 ENGLISH COMPANYが実践しているトレーニングの一部が体験できるアプリ——それが「Listening Hacker Pro」にほかならない。開発の経緯を恵学社の取締役にして、ENGLISH COMPANY 担当でもある田畑翔子氏に聞いた。

 「ENGLISH COMPANYに入会される受講生の皆さんも、始めは音声変化のルールを知らない方ばかりです。私たちはそれをマンツーマンで指導しますが、ルールを覚えること自体は知識の蓄積にほかなりません。そして知識の蓄積は一人でもできるんです。なんとか一人で覚える方法はないものか? そんな発想から白羽の矢を立てたのがスマートフォンアプリでした」

 一時期、EdTech(教育と科学技術の融合)なる言葉が注目を集めたこともあり、既存のスマートフォンアプリに期待感もあったという。だが、期待はすぐに潰えた。学習現場で使えそうなアプリがひとつもなかったからだ。英語学習のアプリ自体は少なくない。ところが、リスニングアプリにしても、“聞いて慣れろ”のようなものばかり。科学的な裏付けも、学習現場の知見もない——そう思わざるを得ないものばかりだったという。

 ないなら自分たちで作るしかない。それがアプリ開発の動機だったと田畑氏は語る。

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