さとうなおきの「週刊アジュール」 第45回
「Azure Data Lake Storage Gen2」が登場、「Azure IoT Edge」がGA
Azure中国リージョンを4つに増設、「Azure DNS」がSLA 100%に
2018年07月09日 07時00分更新
Azure Functions:バージョン2.x上でのFunctionsプロキシ
Azure Functionsランタイムのバージョン1.xは、Azure Functionsのリリース当初から使われていたランタイムです。.NET Frameworkで書かれ、Windows上で動作します。
2017年9月に発表されたランタイムのバージョン2.xは、.NET Coreに移植され、Windows、macOS、Linuxで動作します。
Functionsプロキシ(Functions Proxies)は、Azure Functionsの関数や他のWeb APIに対する軽量なAPIゲートウェイです。2017年11月のConnect 2017カンファレンスで、Functionsプロキシが、ランタイムのバージョン1.x上でGAになっていました。
今回、ランタイムのバージョン2.xが、Functionsプロキシをサポートしました。これによって、macOS、Linux上でのローカル実行時に、Functionsプロキシを使えるようになります。
詳細は、ブログポスト「Function Proxies now Available in Functions Version 2.x!」をご覧ください。
Azure Service Fabric:Visual Studio Code拡張機能、Azure Service Fabric 6.2 CU3
Azure Service Fabricは、Windows Server/Linux上で動作するマイクロサービス・プラットフォームであり、コンテナーオーケストレーターでもあります。
Visual Studio Code向けのAzure Service Fabricの拡張機能「Service Fabric Extension for Visual Studio Code」がリリースされました。
この拡張機能は、.NET、Java、コンテナー、ゲスト実行可能ファイルをサポートしており、Service Fabricアプリケーションの作成、ビルド、ローカル実行/デバッグ、発行が可能です。
詳細は、ブログポスト「Visual Studio Code plugin for Service Fabric Reliable Services」、 ドキュメントをご覧ください。
6月にリリースされていたAzure Service Fabric 6.2のアップデートCU2に続いて、CU3がリリースされました。アップデートは、バグ修正が中心です。
詳細は、ブログポスト「Service Fabric 6.2 Refresh Release (CU3)」、リリースノートをご覧ください。
Visual Studio App Center:6月のアップデート
Visual Studio App Centerは、iOS、Android、Windows、macOSアプリケーションのビルド、テスト、配布、監視のためのサービスです。
Visual Studio App Centerの6月のアップデートがまとめられています。
詳細は、ブログポスト「The Ship List: Visual Studio App Center June Update」をご覧ください。
Azure Active Directory:パスワード保護、条件付きアクセスのWhat Ifツール
Azure Active Directory(Azure AD)は、ID/アクセス管理機能を提供するサービスです。
Azure Active Directoryのパスワード保護が、パブリックプレビューになりました。
Azure Active Directoryのパスワード保護では、破られやすいパスワードの禁止、独自の禁止パスワードの指定、パスワードの複雑さを定義するポリシーの強制適用、スマートロックアウト(認証を一定回数失敗したユーザーをロックアウトするポリシー)の設定が可能です。
詳細は、ブログポスト「Azure AD Password Protection and Smart Lockout are now in Public Preview!」をご覧ください。
Azure Active Directoryの条件付きアクセスで、What IfツールがGAになりました。
条件付きアクセスでポリシーを続けて作成する際に、What Ifポリシーツールを使用すると、環境やユーザーに対する条件付きアクセスポリシーの影響を把握することができます。
詳細は、ブログポスト「MS クラウド ニュースまとめ – Azure IoT Edge の GA 他 (2018 年 6 月 27 日)」、ドキュメントをご覧ください。
それでは、また来週。
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