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10万円以下でGeForce GTX 10シリーズもカスタマイズ可能

理想の1台に、リーズナブルだからBTO強化の幅広がる上質ミニタワーPC

2018年07月10日 11時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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用途に合わせて幅広いカスタマイズに対応!

 パソコン工房のiiyama PCといえば、豊富な選択肢によるBTOで用途に合わせたマシンへとカスタマイズできることも特徴だ。STYLE-M1B6-i5-UHを目的別にカスタマイズした例をあげていくので、参考にしてほしい。

周辺機器を同時購入してPC環境を整える

 STYLE-M1B6-i5-UHにはキーボードとマウスが標準で付属しており、それぞれ普通に使うには問題のないクオリティーではある。ただし、パソコンを使用する際に一番多く触れるデバイスであるだけに、いい製品にアップグレードしておくと、快適さが高まるのは事実。また、ディスプレーはセットになっていないため、同時に購入すると一緒に届くのでセットアップがしやすくなる。

 以上を踏まえて、キーボードを無線の日本語108キータイプの「Logicool Wireless Keyboard K275」に、マウスを3ボタンで無線タイプの「Logicool Wireless Mouse M235」に変える。インタフェースを無線にしたことで、自由なポジションから操作が可能になった。

キーボードは無線タイプの「Logicool Wireless Keyboard K275」に

マウスは3ボタンの「Logicool Wireless Mouse M235」に

 ディスプレーは、AH-IPSパネルにより従来のIPSパネルより美しい映像が楽しめる、21.5型でフルHDの「iiyama ProLite XU2290HS」をチョイス。

フレームが12mmと狭く映像に没頭しやすいタイプを選択

 以上の変更により、プラス1万9240円(税抜)で合計金額が8万4220円(税抜)となったが、快適なパソコン環境がこの値段となれば十分お得である。

SSD+HDD搭載で高レスポンス&大容量を両立

 STYLE-M1B6-i5-UHの基本構成時のストレージは、1TB HDDとなっている。まずはメインストレージをSSDに変更し、さらにデータドライブとして大容量HDDを追加すれば、キビキビとした動作と大容量を実現できる。写真や動画データを大量にあつかいたい人にオススメの構成だ。

SSDはできるだけ大容量なものを選んでおいたほうがいい。また、M.2接続タイプを選択すれば、より高速なレスポンスが得られる

データドライブであるHDDには、2TBのWD REDモデルをチョイス。Western Digital製のWD Redシリーズは、高い耐久性が特徴で、データ保存に最適だ

 加えて、Office Home & Business Premiumをプリインストールするよう選択すれば、ビジネス用途においても活躍してくれるようになる。

キングソフト製のOfficeソフトも選択可能

 ストレージの変更と追加で、プラス2万5760円(税抜)となり合計9万740円(税抜)。1万9980円(税抜)のMicrosoft Office Home & Business Premiumを選択するかどうかは、自分の用途で決めよう。

ゲームも快適にするならGPUと電源にこだわろう

 STYLE-M1B6-i5-UHが採用するインテル UHD グラフィックス 630は、CPU内蔵ながら十分な描画能力を持っているものの、さすがに負荷が高い3Dゲームだと厳しくなってくる。ゲーミングパソコンとしても活用するなら、GPUと電源を強化したい。なお、はじめからゲーム目的でパソコンの購入を検討するのであれば、ゲーミングブランド「iiyama PC LEVEL∞」のマシンを選択したほうがいいだろう。

 GPUはNVIDIA GeForceシリーズを4種類がラインアップされている。遊びたいゲームよって選択は変わるだろうが、コストを考えてGeForce GTX 1050(2GB)をチョイスした。同時に、電源も現在の350Wのものから500Wのモデルに変更しておくとなおいい。

バランスを考えてNVIDIA GeForce GTX 1050 2GBにしたが、より多くのゲームを快適に動作させたい場合はGeForce GTX 1060 (6GB)という選択も悪くない

選択するビデオカードの種類によっては、電源の強化は必須となる場合もある

 また、GPUを変更すれば標準構成より発熱量が増加するので、CPU冷却グリスを「シルバーグリス Arctic Silver 5」にし、ケースファンも高品質で高耐久の山洋製静音モデルに変更しておいたほうが安心だ。

標準グリスの約15倍という高い伝導率を持つシルバーグリスへの変更

ケースファンの変更により、静音でありながらエアフローを高められる

 以上の構成でゲームができる性能にパワーアップすると、2万6620円(税抜)アップで9万1600円(税抜)となる。ベースモデルのコストパフォーマンスが高い分、これくらいカスタマイズしても10万円以内に収まるのはうれしい。

早く手元にほしい! そんなあなたに2日出荷の即納モデル

 カスタマイズを実施すると、変更するパーツなどによって出荷まで2~7日かかる場合もある。ほしい構成のパソコンを手軽に購入できるのでそのくらいは問題ないと考えるかもしれないが、できるだけ早く入手したいと考える人もいるだろう。パソコン工房では、同じ基本構成だがBTOの選択肢を限定し、カスタマイズしても2日で出荷する短納期モデル「STYLE-M1B6-i5-UH-D」も用意している。

 STYLE-M1B6-i5-UHとの主な違いは、追加GPUの選択肢が4モデルから3モデルになる点と、同時購入できる液晶ディスプレーが7モデルから2モデルになるというもの。そのほか、キーボードとマウスの変更が不可となり、ヘッドマウントディスプレー「Acer AH101」と引越しソフト「ファイナルパソコン引越しWIN10特別版」の同時購入が選択できなくなる。

GPUのカスタマイズ項目から最上位モデルが省かれているなど、選択肢を限定して短納期を実現している

 BTOの選択肢が減るといっても、極端に減少するわけではないので、そのあたりを気にしないか人は、最初からSTYLE-M1B6-i5-UH-Dを選ぶというのも手だ。

 STYLE-M1B6-i5-UHは、オフィスでも自宅でも違和感なく使えるシンプルなデザインだ。普段使いには十分な性能を持っているため、はじめてのデスクトップパソコンにもオススメできるモデルだと感じる。価格も6万4980円(税抜)からとリーズナブルなので、お手頃価格のデスクトップパソコンがほしいという人は、ぜひ検討してみてほしい。

※オプションは、7月4日時点のもの。最新情報はパソコン工房のウェブ通販サイトをチェックしてほしい。

試用機の主なスペック
機種名 STYLE-M1B6-i5-UH
CPU Core i5-8400(2.80GHz)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 630
メモリー 8GB(4GB×2)
ストレージ 1TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース USB 3.1端子×4、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、PS/2コネクター(キーボード/マウス兼用)、DVI-I×1、DisplayPort×1、有線LAN端子など
電源 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
サイズ およそ幅175×奥行360×高さ387mm
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 6万4890円から

(提供:ユニットコム)

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