パソコンはOSとソフトウェアの組み合わせで様々な作業ができるが、実際はやりたい作業のための各種ソフト入手が結構やっかいなのが現実である。入手のための手間ではなくお金の問題でだ。
プリインストールソフトといっても、普通にインストールされているものから、初回起動時にセットアップが必要なもの、本体に同梱されているライセンスカードを使用してダウンロードするものなどいろいろある。とはいえ、本体を購入するだけで使用できるようになるという部分は変わらないので、それほど気にする必要はないだろう。
ビジネスもクリエイティブも! 便利なプリインストールソフトをピックアップ
今回は、富士通のパソコンにどういったプリインストールソフトが入っているのかを紹介しよう。チェックに使用したのは、15.6型ノートパソコン「LIFEBOOK WA3/B3」。CPUにCore i7-8550Uを採用したハイエンドモデルだ。富士通WEB MARTでクーポンを利用すれば、15万3000円から購入できる。
まず文書やグラフ作成、プレゼンテーション資料などを作成するために必須ともいえるOfficeソフト。ウェブ直販サイト「富士通WEB MART」で購入する場合は「Office Personal Premium」と「Office Home and Business Premium」が追加できるので、自分の用途によって決めよう。加えて、LIFEBOOK WA3/B3であればMicrosoft Officeと互換性のあるワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトがセットになった「WPS Office Standard」もプリンストールされている。
加えて、画像編集・加工が可能な「Corel PaintShop Pro X9 for FUJITSU」や、動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector 15 for FUJITSU」を用意するなど、画像・動画編集系も充実。さらに、画像と動画両方の編集が可能な「Corel Digital Studio for FUJITSU」も入っている。作り上げたコンテンツをBlu-rayディスクやDVD、CDに保存するソフト「Roxio Creator LJ」もあるため、富士通WEB MART1台でデータの作成から保存まで一通りできるようになっている。
画像・動画編集などといったヘビーな使い方はしないというユーザーには、音楽や写真、動画データを一元管理してくれる「My Cloud プレイ」や、取り込んだ写真を簡単に編集可能な「My Cloud スタジオ」がある。どちらも「My Cloud ホーム 2.0」から簡単にアクセスできる。
実作業系だけじゃない、趣味や勉強もプリインストールソフトにお任せ
上記のような実作業系に加え、趣味を楽しんだり学習にパソコンを活用したりできるのも、LIFEBOOK WA3/B3のプリインストールソフトの特徴だ。例えば、「Learn to Speak English 12」では実用的な英語を勉強できる。そのほか、ハガキ作成ソフトの「筆ぐるめ 24」では、年賀状や暑中見舞いなどを送りたいときに活躍してくれる。
今回は、LIFEBOOK WA3/B3にプリインストールされている便利なソフトをざっと紹介したが、次回はこれらのソフトのうちいくつかを実際に使ってみるほか、ユーザーをサポートしてくれるソフトなどを紹介したい。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LIFEBOOK WA3/B3 |
CPU | Core i7-8550U(1.80GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 約128GB SSD、1TB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.0端子、USB 2.0端子、有線LAN端子、HDMI出力、SDカードリーダー、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子 |
サイズ/重量 | およそ幅361×奥行き244×高さ27.1mm/約2.3kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |