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デバイスに写真データを残さない「セキュアカメラ」や使い勝手を向上させる新機能を追加

ネオジャパン、ビジネスチャット新版「ChatLuck V3.0」提供開始

2018年04月26日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ネオジャパンは2018年4月25日、ビジネスチャットツールの最新版「ChatLuck(チャットラック)V3.0」の提供を開始した。スマートデバイス上に写真データを残さず送受信できる「セキュアカメラ」機能のほか、使い勝手を向上させる「ルーム」の階層管理機能、同社のグループウェア「desknet's NEO」とのスケジュール連携機能などを追加している。

ビジネスチャットツール「ChatLuck」のPC画面イメージ

 ChatLuckはPCやスマートデバイス(スマートフォン、タブレット)からアクセスできる、法人や官公庁自治体向けのビジネスチャット製品。クラウドサービスのほかオンプレミス導入も可能であり、情報漏洩を防ぐセキュリティ機能に強みを持つ。

 今回の最新版では、スマートデバイス専用アプリで撮影した写真をデバイスのカメラロールやアルバムに残さずサーバーに送信し、受信側のデバイスにも残さない(保存させない)セキュアカメラ機能が追加された。これにより、デバイスの紛失や盗難が発生した場合の情報漏洩リスクを抑え、BYODで私用デバイスを使っている場合でもより安心して機密性の高い情報を扱えるようになった。また、アプリ起動時のパスコードロック機能も新たに追加されている。

セキュアカメラ機能の概要。撮影した写真データはサーバーだけに保管され、送信/受信したデバイスには残らない

 使い勝手を向上させる機能としては、複数のメンバーをグループ化ができるルーム機能が改善され、ルームを最大3階層で階層管理できるようになった。これにより、たとえば部署単位だけでなくプロジェクト単位などでルームを作成する場合でも、目的のルームが見つけやすくなった。メッセージ検索機能も強化され、右ペインに表示される検索結果をクリックすることで、中央ペインに該当するメッセージが表示され、その前後のやり取りも確認できる。

検索機能/画面の改善など、使い勝手を向上させるアップデートも追加された

 グループウェアのdesknet's NEOとの連携機能として、desknet's NEOで管理されているスケジュールをChatLuckの画面(個人の備忘録などに使う「マイルーム」画面)に表示する機能が追加された。マイルームのカレンダーは他のユーザーからも閲覧できる。

 また、外部アプリケーションの通知をマイルーム内に表示させるための「マイルーム通知API」を新たに公開し、リアルタイム通知を送信できるようになった。

 ChatLuckの税抜価格は、クラウド版が1ユーザーあたり月額300円。またオンプレミス導入向けのパッケージ版は、ユーザー数無制限で10ルームまで利用できるルームライセンスが15万円、ルーム数無制限でのユーザーライセンスが36万円(100ユーザー)から。ユーザーライセンスの2年目以降は7万2000円から。

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