富士通「LIFEBOOK WAA/B3」の性能をベンチマークでチェック
7万円台でエントリーにオススメの15.6型ノート、普段使いは問題なし
2018年03月18日 10時00分更新
7万6480円(クーポン利用時、3月18日現在)からとエントリー向けに購入しやすい価格設定の15.6型ノートパソコン「LIFEBOOK WAA/B3」。低価格なため最大解像度が1366×768ドットという点など、仕様としておさえられている部分があるが、ウェブブラウジングやメールなどのよく使う機能については支障がないスペックになっている。今回は、定番のベンチマークテストを実施し、LIFEBOOK WAA/B3の実力を検証してみた。
総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home Accelerated」、「Creative Accelerated」の2種類のチェックした。
スコアはHome Acceleratedが2547、Creative Acceleratedが2616となった。試用したLIFEBOOK WAA/B3はA9-9420搭載機。あくまで参考程度だが、第7世代のインテルCore i3搭載マシンよりちょっと低いくらいのイメージだ。
GPUのパワー的にはゲーミングマシンのような3D性能は望めないが、パフォーマンスを測るため3DMarkによるテストを実施した。
「Fire Strike」で799、「Sky diver」で2545となった。GPUはCPU内蔵のAMD Radeon R5なのでスコアは高くないが、ブラウザーゲームなどであれば遊べるだろう。
それでは実際にゲームをしたらどのような結果になるのか、ゲームのベンチマークでLIFEBOOK WAA/B3のパフォーマンスを見てみよう。おなじみの「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」から。最大解像度が1366×768ドットなので、1280×720ドットで計測してみた。
ゲームとしては負荷が低めのドラゴンクエストXで、1920×1080ドットに落としてのテストだったため、標準品質では快適、最高品質でも普通という結果となった。
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51より高いGPU描画能力が求められる「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮の解放者 ベンチマーク」。こちらも解像度は1280×720ドットにおさえて計測した。
さすがに負荷が高めなので、標準品質で普通、高品質では設定変更を推奨された。最高画質でバリバリ遊ぶのは難しいが、標準品質であればプレーできなくもないだろう。
「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマークでは、標準品質で普通、最高品質で設定変更を推奨された。負荷の高いゲームでは、美麗なグラフィック望めないが、プレー自体がまったくできないわけではないようだ。
エントリーマシンのため、高負荷なソフトを稼働させるといった用途には向かないが、ウェブブラウジングやメールの送受信といった使用法であれば特に問題はないLIFEBOOK WAA/B3。前回紹介したように、意外と電源なしで長時間使える点を考えると、必要なときに外へ持ち出しての使用も可能だ。初めての入門機や、セカンドマシンとして用いるノートパソコンとして検討してみてはいかがだろうか。
LIFEBOOK WAA/B3の主なスペック | |
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CPU | AMD A9-9420(2.2GHz) |
グラフィックス | Radeon R2 グラフィックス |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、HDMI出力端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、有線LAN端子、SDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅378×奥行255.9×高さ30mm/約2.3kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |