KDDIは今年20周年を迎えた「ハロー! プロジェクト」とコラボし、新しい音楽視聴体験「音のVR」を開発した。
音のVRはKDDI総合研究所が開発した新しい形のサウンドエンターテインメント。視聴者の操作や動作に応じて、収録した音場の空間的な広がりを保ちながら、任意の範囲にズームしたステレオ音場をリアルタイムに合成する、音場のズーム合成技術である。簡単に言うと、聴きたい音にズームできる機能だ。
視聴者は見たい・聞きたい部分をズームすることで、該当箇所の音と映像を楽しめる。今回はハロー! プロジェクトのアイドルグループ「モーニング娘。'18」が歌う「I WISH」にて、推しメンにズームして楽しむことができる。より臨場感のあるライブ体験が可能になるのだ。
「歌と手紙で届けるモーニング娘。への想い」をコンセプトに、通信技術が発達しても、大切なのは人と人とのコミュニケーションであり、手紙というアナログなコミュニケーションを、最新の通信技術で表現している。
なお、このコンテンツは3月31日~4月1日にパシフィコ横浜で開催される「新規ウィンドウが開きます遊ぶ。暮らす。育てる。SATOYAMA&SATOUMIへ行こう2018」の会場にて体験できる。また、4月以降は一部のKDDI直営店、CDショップHMV店頭 (一部) でも体験コーナーを設置、さらに5月以降は期間限定でアプリ配信も予定しているという。
「音のVR」を「5G」と組み合わせることで、低遅延で高画質な映像伝送が可能となり、たとえばライブ会場で推しメンの声をじっくり聴いたり、遠方でリアルタイムにライブを楽しめたりといったことも可能になりそうだ。