SHOWROOM代表の前田です。毎月、取り上げたいネタが多く、選定に悩んでおります。が、今月、僕は、これを選ばざるを得ませんでした。「バーチャルYouTuber」。俗に、Vtuberとも呼ばれています。これが今、数ヵ月で、恐ろしいほどの勢いで伸びてきているのです。知っている方はそのコンテンツとしての爆発力および成長の勢いを見ているかと思いますが、まだ必ずしも一般的に耳にすることのないコンテンツカテゴリでもあります。今回はこのバーチャルYouTuberと呼ばれる領域を紹介していきます。
バーチャルYouTuber(Vtuber)とは
端的に言うと、みんながよく知っているヒカキンやヒカルさんなどをはじめとする「YouTuber」なのですが、そのYouTuberを、バーチャルキャラクターが演じるものです。以下の画像を見てもらうと一番イメージが湧くかと思います。
上の画像でわかるように、基本的にはYouTube上で活動しており、コンテンツを定期更新し、チャンネル登録数を増やして、広告やタイアップでB向けにマネタイズするというビジネスモデルも、YouTuberのそれによく似ています。
キャラクターは3Dモデルあるいは2Dイラストで、モーションキャプチャーやリップシンクの技術を使って、アニメキャラクターとして人間のように喋るのが大きな特徴です。流暢かつ軽妙で小気味良いトークは、まさに生身のYouTuberそのもの。ゲーム実況をしたり、商品紹介をしたり、踊って歌ってみたり、みんなで記念日を祝ったり、ほとんどYouTuberと変わらない、いや、むしろ時折YouTuberよりも人間らしいなと思う瞬間もあります。特にゲーム動画については、リアクション、表情などを見ていると、人間以上に喜怒哀楽を豊かに表現できているなと思います。
この連載の記事
- 第319回 歌声合成ソフト「UTAU」でオリジナルキャラを歌わせてみた
- 第318回 DTM勢がAIで作曲したら、AIの得意分野と苦手分野が見えてきた
- 第317回 ものづくり版コミケ「Makerフェア」2024年は面白かった。出展者の世代交代もなされているように見えた
- 第315回 0歳児、いつから保育園に? 女性の働き方、とことん考えてみました
- 第315回 推しの細胞がついた指輪を作ってもらった
- 第314回 おしゃれすぎるファン付きウェアを買って重要な問題に気付いた
- 第313回 0歳児がいながら、働く。ベストなやり方は?
- 第312回 パートナーの反対で転職できない問題
- 第311回 YouTubeの再生を止めないために画面を自動でタップする機械を作った
- 第310回 地方に移住したいが、東京にとどまるべきか
- この連載の一覧へ