前へ 1 2 3 4 次へ

これが新世代のスタンダードだ! マウス15.6型「m-Book F576SD-M2SH2」レビュー

文●林佑樹 編集●ハイサイ比嘉

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 屋外ではスマホを使い、自宅や職場・学校などの屋内ではノートPCがメインという利用スタイルの方は多いはず。また、ノートPCでの作業はワープロソフトを使った文章作成や表計算ソフトによるデータ作成が主なもので、重めの作業はカンタンな写真処理程度という方もいるだろう。こういった場合、ゲーマー向けやプロ仕様の超高機能PCではなく、リーズナブルかつ“普段使い”に向いた製品を必要としているはずだ。

 そんな方にピッタリなスタンダードノートPCが、マウスコンピューターの15.6型「m-Book F」シリーズだ。CPUとしては、インテルの第7世代と最新第8世代のモデルを用意しており、Intel Core i5-8250U(1.6GHz)またはIntel Core i7-8550U(1.80GHz)を採用。メモリーは8/16GBを搭載しており、ストレージとしては、読み書きが高速なSSDを搭載したタイプ2モデル、SSDに加えて大容量のHDDも搭載しているタイプ2モデルが用意されている。

 その「m-Book F」シリーズの中でも、今回紹介する「m-Book F576SD-M2SH2」は、Intel Core i7-8550U(1.80GHz)、8GBメモリー、256GB SSD(M.2、SATA)+1TB HDD(SATA)というスペックながら、直販価格9万9800円(税別)からというリーズナブルな製品なのだ。Intel Core i7-8550Uのおかげで、軽めの作業が中心でデジタルカメラやスマホなどで撮影した写真の簡単な加工程度なら、サクッとこなせる。ストレージは、データの読み書きの速度に優れる256GB SSD(M.2、SATA)に加えて、大量のデータを保存しやすい1TB HDD(SATA)を搭載しており、速度と容量の面のどちらでもまったく心配ナシなのだ。

マウスコンピューターの15.6型ノート「m-Book F」シリーズ

パーソナルとビジネスを問わず、あらゆる場所で使いやすいオーソドックスなデザイン

 「m-Book F」シリーズの外観デザインは、スタンダードなノートPCらしい落ち着きのあるもの。一見するとビジネス向けの雰囲気が漂うが、妙な自己主張がないのでリビングなどに置いても溶け込んでくれるだろう。15.6型(1920×1080ドット)のノングレア液晶ディスプレーを搭載し、キーボードはテンキー付きのフルサイズとなっている。際立った“クセ”がないため、これまで使用していたノートPCから乗り換えた場合でもすんなりなじめる。

背面のデザインも非常にシンプルで、ビジネスの場にもリビングの場にもなじみやすい

15.6型(1920×1080ドット)の液晶ディスプレーを搭載。ノングレアのため周囲の光を反射しにくく、目が疲れにくい。ワープロソフトによる文章作成や表計算ソフトによるデータ作成が多く、文字情報を表示した画面を見続ける時間が長い方には注目してほしいポイントだ

 「m-Book F576SD-M2SH2」のキーボードはアイソレーションタイプで、キーレイアウトもごくごく一般的なもの。キーのガタツキもなく、打鍵感は良好だ。この原稿は、まさに「m-Book F576SD-M2SH2」で執筆しているのだが、快適そのもの。アイソレーションタイプであっても、ある程度の押下感が欲しいという方なら、結構気に入るはずだ。

キーボードはテンキー付きのフルサイズ。テンキーは、表計算ソフトを使った数値入力が多い方にはうれしいはず

 重量については約2.2kg(または約2.3kg)となっているためモバイル用途にはむかないものの、家屋内で持ち運ぶ程度なら問題ないだろう。たとえば、職場で自分の机から会議室に持ち込む、自宅で自分の部屋からリビングに移動するといった具合だ。

マウスコンピューター/G-Tune

前へ 1 2 3 4 次へ