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Blu-ray Discドライブに進化したスピーカーも、オールラウンドな1台

東芝15.6型ノートPCはビジネスで高いポテンシャルを発揮

2018年02月23日 17時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII

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「dynabook AZ65/F」

 第8世代CoreプロセッサーのCore i7-8550Uを搭載し、長時間使える15.6型ノートパソコン「dynabook AZ65/F」(関連記事)。CPUのポテンシャルは高そうだが、GPUがCPU内蔵のインテル UHDグラフィックス 620である点を考えると、グラフィックス面が弱い可能性もある。

 もちろんガッツリゲームや動画編集をする用途のパソコンではないので、GPU性能をさほど気にする必要はないと思うが、実際のところどのくらいの実力を持ち合わせているだろうか。今回は、dynabook AZ65/Fの実力を計るべく定番ベンチマークテストを実施して性能を検証してみた。

 まずはマシンの総合的なパフォーマンスを測るべく、定番のベンチマークソフト「PCMark 8」と「3DMark」を用いて性能をチェックしてみた。

 総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home Accelerated」、「Creative Accelerated」の2種類を実施した。スコアはHomeが2974、Creativeが3367だった。ウェブブラウジングや動画閲覧、Officrソフトでの作業などを目的としたマシンのスペックとしては申し分ないスコアだ。

Home Acceleratedの結果

Creative Acceleratedの結果

 3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテスト「CINEBENCH」では、CPU性能などを計測できる。グラフィックスAPIのOpenGLが42.26ポイント、CPUの性能テストでは508ポイントという結果となった。第8世代Coreプロセッサーだけあって、CPUの数値は高い。

「CINEBENCH」のOpenGLのテスト結果

CPUのテスト結果

 GPUはゲーミングマシンのような3D性能を望めないが、パフォーマンスを測るために3DMarkによるテストを実施した。スコアは「Fire Strike」で922、「Sky diver」で3956、「Time Spy」で364となった。やはり、ガッツリゲームするには厳しい結果だが、ライトなゲームであれば遊べなくもないだろう。

Fire Strikeの結果

Sky diverの結果

Time Spyの結果

 では、実際にゲームをしたらどのような結果になるのか、ゲームのベンチマークでおなじみの「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver. 1.51」を計測した。

1920×1080ドット、標準品質、スコア3950

1920×1080ドット、最高品質、スコア3222

 ゲームの中でもそれほど負荷の高くないドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver. 1.51では、標準品質で快適、最高品質でも普通という結果となった。ドラゴンクエストXくらいの負荷のゲームであれば、設定次第で問題なく遊べるだろう。

 高めのグラフィックス描画能力が求められる「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮の解放者」ベンチマークは、1920×1080の標準品質で計測してみた。負荷が高めのゲームなだけあって、フルHDで遊ぶのは厳しいようだ。

1920×1080ドット、標準品質、DirectX 11、スコア1661

 そこで解像度を落とせばストレスなく遊べるかをチェックしてみた。解像度を1280×720ドットに落としたところ、高品質でも普通に遊べるという結果となった。さらに標準品質にした場合は、スコアが3000を超えて「やや快適」という結果も得られた。高負荷のゲームでも、解像度などの設定を下げれば遊べなくもなさそうだ。

1280×720ドット、高品質、DirectX 11、スコア2450

 「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマークも1920×1080の標準品質で計測してみたが、設定変更を推奨されてしまった。こちらもストレスなく遊べる設定を探したところ、解像度を1280×720ドットに落とせば普通に遊べるスコアになった。さらに標準品質にした場合のスコアは3000を超えたので、解像度を落とせばドラゴンズドグマオンラインも遊べる。

1920×1080ドット、標準品質、DirectX 11、スコア1683

1280×720ドット、最高品質、DirectX 11、スコア2402

 グラフィックス面は少し弱いものの、ビジネスユースであればやはり高いポテンシャルを持っているdynabook AZ65/F。15.6型なので、常に持ち運べるマシンというわけではないが、据え置き用マシンとして使用し、必要な時には外出時に持って出かける程度であれば可能だ。メインマシンとして使うノートパソコンを探しているのであれば、購入候補として加えたい1台だ。

Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格13万5864円から!

 東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。「dynabook AZ65/F」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は18万6840円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は14万2344円(2月22日現在)からとなっている。512GB SSD搭載モデルも16万3944円(2月22日現在)からだ。

 このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!

試用機の主なスペック
機種名 dynabook AZ65/F
CPU Core i7-8550U(1.8GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ Blu-ray Discドライブ
サウンド 2way 4speakers(インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
インターフェース USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、HDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、有線LAN端子、SDカードスロットなど
サイズ/重量 およそ幅379mm×奥行き258mm×高さ23.7mm/約2.4kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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