富士通は2月20日、IoT活用サービス基盤「FUJITSU IoT Solution SMAVIA(スマーヴィア)」を販売を開始した。
流通業界の販売管理や在庫管理をクラウドに収集し統合、物流倉庫などの現場では人や物、環境といったセンサーデータを組み合わせ、販売・在庫の状況、物流コスト、作業員の効率を分析可能とするソリューション。業務システムと現場センシングデータを収集・蓄積し、それらを組み合わせて独自アルゴリズムにより解析や予測を行なう「SMAVIAプラットフォーム」と、多様な業務シーンに合わせたデータ利活用サービスで構成される。
物流倉庫における作業員の移動距離や動線を可視化・分析する「FUJITSU IoT Solution SMAVIA 倉庫作業員パフォーマンス」や、RFIDと在庫管理データを組み合わせて商品の所在を把握する「FUJITSU IoT Solution SMAVIA 店舗在庫探索アシスト」、AIチャットボットの活用で顧客対応を支援する「FUJITSU IoT Solution SMAVIA 質問回答アシスト」も用意。
価格は、FUJITSU IoT Solution SMAVIA プラットフォームで月額55万円から、FUJITSU IoT Solution SMAVIA 倉庫作業員パフォーマンスは月額3000円(作業員1人あたり)で、いずれも3月2日より提供開始。そのほかは個別見積で3月末の提供となる(価格はすべて税別)。
同社では、データ利活用サービスのメニューを2018年度中に13種まで拡充し、流通業界に新たな価値の創造を推進するとしている。