価格帯を考えれば申し分ないパフォーマンス

コスパ重視なら5万円台でSSD搭載の15.6型ノートPC

文●エースラッシュ 編集●八尋/ASCII

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「m-Book B504E」

 マウスコンピューターが販売する「m-Book B504E」は、5万7024円というリーズナブルな価格ながら、1920×1080ドットの15.6型ディスプレーを採用し、240GB SSDを搭載。スタンダードノートとして汎用性の高いマシンに仕上がっている。それでは、より負荷の高い処理を実施した場合の実用性はどうなのだろうか。いくつかのベンチマークテストで、さらなる実力をチェックしてみた。

価格帯を考えれば申し分ないパフォーマンス

 まず、パソコンの総合的な力を測るベンチマークの「PCMark 8」と「PCMark 10」の結果は以下のようになった。

PCMark 8の結果

PCMark 10の結果

 いずれもスコアは決して高くないものの、約5万円という価格を考えれば十分なレベルの実力といえる。メールやウェブブラウジング、動画閲覧といった普段作業であれば問題なくこなせるだろう。また、CPUこそ変えられないが、用途によってはカスタマイズメニューでメモリーを4GBから8GBへ変更できる。

一般的な作業がメインなら十分なGPU性能

 m-Book B504EのGPUは、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 500を搭載している。3D性能が測定できる「3DMark」を実行してみたところ、「Time Spy」と「Fire Strike」のいずれも低めのスコアとなった。負荷が高い動画編集や大作ゲームなどは少々厳しそうだ。

「Time Spy」の結果

「Fire Strike」の結果

3D系は苦手だがブラウザゲーム程度なら問題なし!

 では、3Dゲームタイトルはどの程度まで動作するのかを知るために、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を1920×1080ドット、フルスクリーンモードで実行してみた。その結果、最も低い設定の「標準品質(ノートPC)」で「動作困難」となった。

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を「標準品質(ノートPC)」で実行

 続いて、負荷が低めの「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」も1920×1080ドット、フルスクリーンモードで実行。グラフィック設定を「低品質」にしても「重い」という評価になった。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver. 1.51」を「低品質」で実行

 3D系のゲームについては、画質設定を下げてもフルHDで遊ぶのは厳しいが、タイトルによっては解像度を下げれば遊べなくもないだろう。また、ブラウザーゲームは問題なく遊べた。

 m-Book B504Eは、プライベートからビジネスまで幅広く使えるノートに仕上がっている。なにより、SSD搭載マシンが5万円台で購入できるコストパフォーマンスが魅力的だ。汎用性の高いスタンダードノートがほしいという人はもちろん、手軽に購入できるサブマシンとしてもオススメしたい。

試用機の主なスペック
機種名 m-Book B504E
CPU Celeron N3450(1.1GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 500
メモリー 4GB
ストレージ 240GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB 2.0端子×2、USB 3.0端子×2、USB 3.0(Type-C)端子、HDMI出力端子、D-sub 15ピン、有線LAN端子、ヘッドフォン出力(ミニジャック メス)端子、マイク入力(ミニジャック メス)端子、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅377×奥行259×高さ22.8~32.5mm/約2.0kg
OS Windows 10 Home(64bit)