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浸水・火災を疑似体験

NTTドコモ、愛知工科大 AR防災アプリを普及

2018年01月24日 15時00分更新

文● みたらし/Mogura VR

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 NTTドコモ東海支社と愛知工科大学は1月15日、AR(拡張現実)技術を用いた災害疑似体験アプリ「Disaster Scope(ディザスタースコープ)」の普及のため連携協定を締結した。

 本アプリは「浸水疑似体験」と「火災(煙)疑似体験」が体験可能。愛知工科大学が基盤アプリを開発、ドコモ東海支社が普及活動の窓口として、それぞれの役割を担う。

浸水疑似体験

 「浸水疑似体験」は、自分が今いる場所が浸水したらどうなるかを疑似体験できる。スマホのカメラで撮影された映像に水面や流れてくるがれきを重ねて表示。3D奥行センサー対応機種では、周囲の物体の立体形状を認識し、足元から徐々に水位が上がってくる様子をリアルに実感できる。

火災(煙)疑似体験

 「火災(煙)疑似体験」は、火災発生によって煙が室内に充満する様子を疑似体験できる。煙は天井から充満する性質があり、吸い込まないためには姿勢を低くして避難する必要がある。3D奥行センサー対応機種では、端末の高さ位置情報を精密に取得が可能。煙と空気の境界の「中性帯」の存在も理解可能な仕組みとなっている。

 また、ドコモ東海支社は、普及活動をより効率的に実施するためキッズプレート、デジタルレイと連携し、AR災害疑似体験アプリのレンタルスキームを構築。レンタルサービスは、2018年2月1日から受付を開始し、本アプリをインストールしたスマホおよび紙製ゴーグルをセットとして、1セットあたりレンタル料1万3500円/日よりを予定しているとのこと。

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