このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

静音仕様のゲーミングPCでPUBGスピーカー派も納得

高負荷時も超静音!「Silent-Master Pro Z370」ならゲームに集中できる

2018年01月19日 17時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラカクッチ

提供: サイコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

どんな設定なら軽快にプレイできる?
気になるGeForce GTX 1050 TiでのPUBG性能をチェック

 ここまではベンチマークソフトを中心にその性能を見てきたが、実際のゲームでもどのくらいの性能となるのかをチェックしてみよう。使用したのは、バトルロイヤルゲームの「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下、PUBG)。つい先月に正式バージョンがリリースされたゲームで、マップ上にある武器や乗り物などを駆使し、最後まで生き残った者が勝ちというもの。単純明快な目的と多彩なアイテム、そして人と人との闘いが感じられる緊張感とで、多くのプレーヤーを魅了しているタイトルだ。

 一瞬の油断が勝負に影響するため、ちょっとしたラグや動きの鈍さ、反応の遅さが命取りになりかねない。このPUBGをどのくらいの画質設定でプレイできるのか、どの設定ならどのくらいのフレームレートが出るのかを、「Fraps」を使って調べてみた。

 テストしたのは大きく2つのシーン。1つ目のシーンは輸送機が出た直後から計測を始め、最速で降下。手近な建物内へと入ってアイテムを拾ったりしながら、周囲を駆け回るというものだ。2つ目のシーンは単純に1つ目の続きで、今度はアイテムを拾うことなく、ひたすら建物の内外を駆け回るというもの。視界はなるべく上下左右に動かすようにしていたので、マップ移動中のものとしては比較的重たいものといえるだろう。なお、どちらのシーンも計測したのは2分間。このときの最大、最小、平均値を記録した。なお、平均値の小数点以下は四捨五入している。

最高画質となる「ウルトラ」でも遊べる?
最低限の30fpsはクリア!

 まずは一番重たい設定から試してみようと、画質設定で「ウルトラ」を選択。これで快適に遊べるとは思っていないが、どこまでフレームレートが出るのか、力試しといったノリだ。

「全体クオリティ」で「ウルトラ」を選択。垂直同期やモーションブラーはオフにしたままだ

ウルトラ
シーン1 シーン2
平均 50fps 43fps
最小 38fps 31fps
最大 77fps 52fps

 まずは平均フレームレートから見てみよう。シーン1ではあまり動かない部分もあるためか50fpsと健闘しているものの、マップを走り回るシーン2では43fpsとかなり厳しい結果となっているとはいえ、シーン2の最小フレームレートでも30fpsをクリアしているため、プレイできないほどひどくはない。快適とは言えないが、思っていた以上にフレームレートが出ていて素直に驚いてしまった。

 とはいえ、さすがに一瞬の判断がものをいうPUBGを30fpsで遊ぶのは厳しい。素直に画質設定を下げた方がいいだろう。

平均フレームレートで60fps以上を達成
「高」設定なら不満なくプレイできるレベル

 続いて全体クオリティを「高」に変更し、同じ2つのシーンでテストを行った。こちらも垂直同期やモーションブラーはオフのままだ。

全体クオリティで「高」を選択。個別の設定は変更しておらず、すべてそのままだというのはウルトラと同じだ

シーン1 シーン2
平均 69fps 66fps
最小 53fps 56fps
最大 86fps 79fps

 ウルトラの時とは大きく変わり、平均フレームレートでシーン1、2とも60fps以上をクリアしている。最小フレームレートでは50fps半ばまで落ちてしまうこともあったが、ほぼ問題なし。ここまで性能が出ていれば、快適にプレイできるといっていいだろう。できれば最小フレームレートでも60fpsを超えている方がいいが、このあたりは画質との兼ね合いもあるので、好みで選びたい。

もうひとつ画質設定を落として「中」にすれば
文句なく快適にプレイ可能

 画質を「高」にすればまず問題なくプレイできるフレームレートとなるが、試しにもうひとつ下の設定となる「中」でもテストしてみよう。最小フレームレートがどこまで高くなるかが気になるところだ。

全体クオリティで「中」を選択。垂直同期やモーションブラーをオフにしたままなのは、他と同じだ

シーン1 シーン2
平均 73fps 71fps
最小 51fps 63fps
最大 92fps 83fps

 平均フレームレートを見てみると、シーン1で73fps、シーン2でも71fpsと非常に高く、軽快に動き回れるという印象だ。とはいえ、動きを見るだけでは「高」設定との違いは微妙で、Frapsで測りでもしない限りわからない程度の差だ。気になっていた最小フレームレートは、シーン1では51fpsと「高」設定と変わらず、シーン2でも63fpsで、それほど大きな上昇はなかった。また、最大フレームレートを比べてみても、その差は4~6fpsしかなく、これなら「中」に落とす必要はないだろう。

 結論として、Core i5-8400とGeForce GTX 1050 Tiを搭載した「Silent-Master Pro Z370」でPUBGをプレイするなら、画質設定は「高」にしておけば大丈夫そうだ。なお、もちろんが、このテスト中にもPCの騒音が気になることはなかった。

 静音PCということで気になっていた熱の問題もなく、高負荷時でも間違いなく静か。そしてゲーミングPCとしてしっかりとした性能があるというのが確認できた。静かなゲーミングPCが欲しいと考えているなら、「Silent-Master Pro Z370」を候補のひとつに入れておきたい。

(提供:サイコム)

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ