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クリエイターによる実現場に即したPCベンチが興味深い

リード1万超えの超速VROC対応PCの展示もあった「CGWORLD2017」

文●ジサトラ ハッチ

提供: マウスコンピューター

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 11月5日、東京都にある文京学院大学本郷キャンパスにて、すべてのCGアーティストのためのカンファレンスイベント「CGWORLD 2017 クリエイティブカンファレンス」が開催された。

 今年で7年目になる本イベントでは、クリエイティブ向けや周辺機器のメーカーがブースを出展していたり、ゲームやCGなどを手掛けるメーカーが数多く参加し、表現方や製作ノウハウなどを伝えるセッションを各教室、ホールにて行なった。

「CGWORLD 2017 クリエイティブカンファレンス」のマウスコンピューターブース

 機材協力しているマウスコンピューターのブースでは、近日販売予定であるインテル「VROC」(Virtual RAID On CPU)を採用した同社のクリエイティブ向けブランド「DAIV」の最新PC「DAIV-DGX750H4-VROC」(参考価格 税別94万9800円)を展示。

「DAIV-DGX750H4-VROC」

 VROCとはCPU上で構成する仮想RAID技術。Optaneテクノロジーを採用したクライアント向けSSD「Optane SSD 900P」の容量280GB、2.5インチ接続のモデル4台をU.2→M.2変換ケーブルで、ASUS製マザーボード汎用の拡張ボード「ASUS Hyper M.2 X16 CARD」(参考記事)に取り付け「RAID 0」構成にすることで、超高速環境を実現している。

Optaneテクノロジーを採用したSSD「Optane SSD 900P」シリーズは、2.5インチモデルのほか、後述するセッションにて紹介されているPCIeに接続するAIC(Add-In Card)モデルがある

 ストレージ以外の主なパーツ構成は、CPUは18コア/36スレッドの「Core i9-7980X」、メモリーが64GB(PC4-21300)、グラフィックスボードがNVIDIA「GeForce GTX 1080 Ti」という高性能。ストレージの速度は、驚異の10GB/sとなっている。

ストレージの速度を計測する定番のベンチマークソフト「CrystalDickMark」のスコアーは、シーケンシャルリードで「10393」と今までに見たことのない1万超えの数値をマーク

 同社が展示していたNVMe対応 M.2接続の512GB SSDを備えた「MousePro-NB991Z-M2-1710」(税別32万9800円)のシーケンシャルリード「3407」の3倍とその速度はかなりのもの。その分参考価格も3倍ほどになっているが、ほかのパーツ構成を考えても致し方ないところだろう。

「MousePro-NB991Z-M2-1710」は、CPUがCore i7-7700HQ、グラフィックスボードにNVIDIAの「Quadro P3000(6GB)」、メモリー32GB(PC4-19200)と高性能。ストレージも512GB SSDとは別にSATA接続の960GB SSDを備え、高速性と大容量を両立する

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