ガラポンは10月16日、ワンセグによる全チャンネル(8チャンネル)録画機「ガラポンTV六号機」を発表した。レンタル提供のみで、10月16日より受付開始。価格は月額1350円。
ガラポンTVは8チャンネルの番組を最大4ヵ月分録画して、スマートフォンやPCで視聴できるレコーダー。新機種は外観こそ従来の「ガラポンTV五号機」と同じだが、内部のハードウェアはすべて一新。CPUもMarvelからSTMicroのものに変更されている。
ハードを一新して目指したものは「シンプル・簡単」な操作性。実際、今回は追加された機能はない。
ガラポンTV五号機でレンタルサービスを開始したところ、ユーザー層が広がったが、反面、設定が難しいという声が多くなったという。
そこで、五号機では20ページのマニュアルが必要だった設定を1枚にまで減らし、アンテナとネットにつなげばセットアップを完了できるまでに簡素化した。宅外接続も、ルーターが自動ポート開放ができない場合はP2P接続に移行する。
また、五号機までは、SNS対応多機能プレーヤー「TVサイト」、シンプルプレーヤー「TV端末」、認証などを行なう「ガラポンWEB」という3つの機能があったが、六号機ではTVサイトのみに集約。TVサイトですべてが行なえる。
多重音声の場合は再生時に音声変換をする必要があり、ダウンロード時は音声変換→ダウンロードという2ステップが必要だったが、六号機では録画時に音声を変換するので、ダウンロードも1ステップで行なえる。
さらに、六号機はレンタルのみの提供とすることでラインナップを絞り、より分かりやすいモデル構成とした。これにより、年間3万ユーザー増を目指すという。
あわせて、未来検索ブラジルの「MiyouTV」との連携を発表。MiyouTVは録画したテレビ放送に2ちゃんねるの実況スレのコメントをオーバーレイして再生できるソフトウェア。
MiyouTVはPCの全録環境を構築する必要があったが、ガラポンTVに対応することでより簡単に利用できるようになった。