楽天(株)とNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)は10日、複数年のパートナーシップ契約を締結し、日本国内でのNBAの独占的な放映・配信パートナーと、グローバルでのマーケティングパートナーになったと発表した。北米スポーツリーグとのパートナーシップは今回が初。
NBAの購読型パッケージサービスを開始
楽天では今シーズン中にも、NBAの試合がインターネットで視聴できる購読型サービス「NBA LEAGUE PASS」を楽天会員向けに開始。同サービスでは、NBAのプレシーズンやレギュラーシーズン、プレイオフ、NBAオールスター、NBAカンファレンスファイナル、ファイナルに加え、その他の独自コンテンツも視聴できる。さらに週9試合(平日1日1試合、週末1日2試合)が視聴できる購読型パッケージサービスを「Rakuten TV」で提供する。申し込みはNBAの公式サイト「NBA.com」や公式アプリ「NBA App」、楽天の動画配信(VOD)サービス「Rakuten TV」から行う。
また、楽天は今回のパートナーシップにより、楽天市場をはじめ米キャッシュバックサイトの「Ebates」など、国内外のEコマースサイト内にNBAの公式グッズを販売する特設ページ「NBA ZONE」、および各チームのグッズを販売するページを開設できるようになった。
他にも、楽天グループのインスタント・メッセージ・プラットフォーム「Rakuten Viber」が、NBAと所属チームの「オフィシャルプラットフォーム」となり、9億を超えるユーザーにNBAのコンテンツを届けることが可能になっている。
同社の三木谷浩史社長兼会長は、「NBAのパートナーとなり、世界トップのバスケットボール・リーグの姿をあらゆる側面から日本のファンにお届けできるようになることを大変うれしく思う。今回のNBAとのパートナーシップを通じて、グローバルにおけるバスケットボールの存在感をよりいっそう高めていくことに貢献したい」とコメント。
NBAのアダム・シルバー氏は、「楽天は世界で最も革新的な企業のひとつであり、NBAにとって理想的なパートナーだ。NBAと楽天のパートナーシップにより、NBAの試合のライブ中継やコンテンツを観たいという日本の熱心なファンの期待に応えたい」と述べた。