アマゾンジャパン合同会社は5日、Amazon.co.jpで、Kindle電子書籍の対象書籍(マンガ・雑誌を含め数百冊)が無料で読み放題となるAmazonプライム会員向けの新サービス「Prime Reading」を開始した。
Kindle本の読み放題でPrimeの利用価値が大幅に向上
同サービスでは、Kindleのベストセラー作品『陰日向に咲く』『学校では教えてくれない大切なこと』や、『あなたのことはそれほど』『つぐもも』『ウロボロス』などの人気のマンガシリーズ、『東京カレンダー』『Ray』『DIME』などの人気雑誌が、追加料金なしで読み放題となる。対象の書籍は随時入れ替わる。
Prime Readingは、Kindle無料アプリをダウンロードすれば、スマートフォンやタブレット・Kindle電子書籍リーダー、Fireタブレット、パソコンなどのデバイスで利用できる。また、Prime Readingは、学生向けプログラム「Prime Student」会員も利用できる。
Prime Readingの対象書籍は、『カラマーゾフの兄弟』(小説)、『奇跡のリンゴ『(ノンフィクション作品)、『ざっくり分かるファイナンス『(ビジネス書籍)、『いつでも会える』、『学研まんがNEW日本の伝記1(織田信長)』(絵本・児童書)のほか、池井戸潤氏、三浦しをん氏、辻村深月氏といったベストセラー作家の作品。対象のマンガシリーズは、『政宗くんのリベンジ』『アリスと蔵六』『インベスターZ』などで、雑誌は『OZmagazine』、『CasaBRUTUS』、『AERA』など。
半沢直樹シリーズで有名な直木賞作家・池井戸潤氏「Prime Readingは、本と読者との新たな関係を提案するものではないでしょうか。このような試みに参加することで、私の小説がより多くの読者と巡り会えることを多いに期待しています」とコメントしている。