ソフトバンク(株)は4日、IBM Watsonを活用して企業の業務を支援する『Cloud AIチャットボット』と『Third AIコンタクトセンターソリューション』を発売した。
LINEと連動したチャットボットサービス
『Cloud AIチャットボット』は、さまざまなシステムと連携できるチャットボットサービス。IBM WatsonのAPI、NLC(Natural Language Classifier、自然言語分類)を活用し、FAQをはじめ基幹・情報系システムや社内システムなどのさまざまなシステムから、最適な回答を提示する。
主な特長は、(1)社内の基幹・情報系システムとの連携が可能、(2)外出先から社内のデータを参照することが可能、(3)インターフェースに「LINE WORKS」を採用し、LINEと同じ操作で利用可能、(4)クラウド型ファイル共有サービス「Box」と連携し、自然言語(話し言葉)による検索が可能、など。価格は、2カ月間のトライアル費用100万円、以降の運用費用月々50万円~。
『Third AI コンタクトセンターソリューション』は、LINE(株)が提供する法人向けカスタマーサポートサービス「LINEカスタマーコネクト」に対応したチャットボットサービス。IBM WatsonのAPI、Conversation(会話)を活用することで、質問を聞き返すなど複雑な会話が可能となっている。
主な特長は、(1)学習データ(コーパス)の無償提供やトレーニング支援などにより、スムーズなチャットボット導入・運用を実現、(2)レポーティング機能にElastic社の「Kibana(キバナ)」を採用し、柔軟なデータ解析・可視化を実現、(3)AI学習支援トレーニングや各種ツールなどにより、ユーザーがAIを育てられる、など。