このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第182回

iPhone 8を5日間レビューして印象に残ったのはやっぱりカメラ

2017年09月19日 20時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

結局、1000枚くらい写真を撮りました

 iPhone 8、iPhone 8 Plusのレビュー期間の数日で、結局2つのデバイスで合計1000枚の写真やビデオを撮影しました。

 筆者は空を撮影するのが好きなのですが、青空でも夕焼けでも、もくもくとした雲でも、とても気持ちよく撮影することができました。

お気に入りの夕方のウォーキングのポイントからサンフランシスコ湾を望む。空のグラデーションがキレイに再現されている点が気に入りました

こちらは飛行機の機内、高度10000mからの眺め。空の青、雲の白

 また、前述の通り、ビデオも軽快に撮影し、iPhoneのiMovieですぐに編集し、4Kビデオであってもすぐに書き出すことができます。もちろんiPhoneの写真アプリのメモリー機能を使えば、写真とビデオを織り交ぜてすぐにムービーをシェアできてしまいます。

 iPhone 8 Plusにはデュアルカメラが搭載されており、ポートレートモードに追加されたポートレートライティング機能が便利です。特に人物を撮影する際、ちょっと照明の雰囲気を変化させて、よりドラマティックなポートレート写真も撮影できます。

iPhone 8かiPhone 8 Plusか

 ただ、日常的にスナップをたくさん撮りたい人にとっては、軽快に扱うことができるポケットにも手にもなじむサイズのiPhone 8がおすすめだと思いました。

最近バークレーは、青い壁の家が増えている気がします

 デュアルカメラでなくても、近寄れば、きちんと背景をぼかした迫力ある写真を撮影できます。もちろんポートレートモードのライティング機能は魅力的ではあるのですが。

 iPhone Xと同じ基本性能を備えるA11 Bionicは、ARや3D、機械学習のアプリにも同じように対応できます。またワイヤレス充電に対応しているため、充電台を用意すれば、Lightning端子に付属のEarPodsを差し込んで、充電しながらビデオや音楽を楽しむことだってできます。

 もし今までの4.7インチiPhoneを好んで使ってきた人にとっては、安心してiPhone 8を選んで良いでしょう。最大限の進化を実現した、10周年を記念するiPhoneと言えるのではないでしょうか。

ポートレートモードを利用できないiPhone 8ですが、しっかりと近寄ってピントを合わせれば、背景はしっかりとボケます。スナップには最適でしょう


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中