『G-GEAR GA7J-K92/XT』
8コアCPU『Core i7-7820X』搭載のG-GEAR登場! ゲームもクリエイティブも爆速
2017年08月29日 11時00分更新
インテルのエンスージアスト向けCPU『インテル Core X シリーズ・プロセッサー・ファミリー』シリーズを搭載したBTO PCが各メーカーから登場しはじめている。サーバー向けのSkylake-EPをベースにした『Skylake-X』、およびKaby Lakeをベースにした『Kaby Lake-X』が混在するCore Xシリーズだが、やはり市場で人気を博しているのは、6コア以上のマルチコア製品をラインアップし、クリエイティブやゲーム用途でも存在感を発揮するSkylake-Xだろう。
TSUKUMOのゲーミングPC『G-GEAR GA7J-K92/XT』は、Skylake-Xシリーズの8コアCPU『Core i7-7820X』を搭載するゲーミングPCだ。「ゲーミングPCに8コアCPUはオーバースペックじゃないか?」と思う人もいるだろうが、近年は実況配信や録画であったり、場合によってはコンテンツの編集作業をしながらなど、ゲームを楽しむスタイルが多様化している。ゲーム+αの用途では、CPUやメモリーといったGPU以外の部分のスペックを求められることも多いため、高い性能を持つCPUを搭載したハイエンドPCが役に立つわけだ。
『G-GEAR GA7J-K92/XT』(カスタム構成)の主なスペック | |
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CPU | Core i7-7820X(8コア/16スレッド、3.6~4.5GHz(ターボブースト3.0時)) |
マザーボード | ASUS PRIME X299-A(Intel X299) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 32GB(8GB×4、DDR4、2400MHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1070(8GB) |
ストレージ | 500GB SSD(SATA)+2TB HDD(SATA) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | CWT製 650W(最大700W、定格650W、80PLUS BRONZE認証) |
本体寸法 | およそ幅190×奥行き475×高さ435mm |
重量 | およそ12kg |
販売価格 | 26万8164円(税込) |
この記事では、『G-GEAR GA7J-K92/XT』の外観や気になるベンチマーク結果などを紹介する。
ハイエンドでもケースは通常サイズ
『G-GEAR GA7J-K92/XT』は、TSUKUMOオリジナルのミドルタワーケースを採用。最近はゲーミングらしいド派手なケースを採用したBTOPCも増えてきたが、比較的おとなしいビジュアルなので、純粋にクリエイティブ向けのPCとして購入を検討するのもアリだろう。本体正面上段に光学ドライブ、中段にUSB 3.0×2とヘッドフォン・マイク端子がレイアウトされており、それ以外の部分は吸気口。側面にも吸気口があると、通気性と冷却性能を重視したケースであると分かる。
背面のインターフェースは、USB 3.1 Gen2×2(Type-A、Type-C)、USB 2.0×2、オーディオ出力、有線LAN端子。PS/2がない点が気になる人もいそうだが、最近はすっかり減りつつあるので、対応周辺機器などを使っている人は更新どきかもしれない。
内部は複雑な構造ではなく、どちらかというとスタンダードなものだ。そのためケース内の定期的な清掃やメンテナンスもやりやすく、PCの中身がよくわからない人向けともいえる。やや清掃難易度が高い場所としては、正面下部が挙げられるだろう。ストレージマウンタの奥にファンがあるため、エアブロアーなどを使用してホコリを除去する必要がある。
購入に際してオススメのカスタムは、ストレージ構成と(場合によっては)GPUの変更だ。検証機材はストレージ構成をカスタマイズしており、通常240GB SSDのシステムドライブを500GBに、データドライブのHDDを1TBから2TBにアップグレードしている。最近の大作ゲームはもちろん、クリエイティブなコンテンツは得てして容量が大きくなりがちなので、これぐらい余裕を持たせるほうが安心だろう。
GPUは標準ではGeForce GTX 1060(ビデオメモリー6GB)を搭載しているが、今回のデモ機はより高いグラフィックス性能をもつGeForce GTX 1070を搭載。プレイするゲームタイトルがヘヴィな3Dグラフィックス前提である場合や、ゲーム制作など高いGPUパワーが必要となる場合、『GeForce GTX 1070』『GeForce GTX 1080』『GeForce GTX 1080 Ti』から選ぶとよい。もう一つ、CPUクーラーの変更も一考の余地がある。デフォルトではIntelの純正クーラーとなっているものの、CPUの性能からすると室温や環境によってはやや不安であり、かつ長時間駆動が当たり前のゲーム運用となるので、オプションの『【静音】CoolerMaster製ヒートパイプ式CPUクーラー』を導入しておくのがベストかもしれない。