公共Wi-Fiは「安全より便利」
主に公共Wi-Fiを使ってインターネットに接続していると回答したのは調査平均で35%、日本では最高割合の46%。にも関わらず、Wi-Fiの安全性を確認する方法を知っているという回答は、日本では調査平均を下回る46%(調査平均は54%)。実際にWi-Fiの安全性を確認しているユーザーは平均で46%、日本は調査国中で最下位の33%だった。
また、平均19%/日本の18%は、Wi-Fiのセキュリティーについて特に考慮せず、平均35%/日本の49%は、保護されていないWi-Fiの使用はセキュリティーよりもインターネット接続の必要性で判断すると回答している。平均14%/日本の10%は、個人情報やデータは自宅や勤務先よりも旅先の方が安全であるとの驚くべき調査結果も出た。
旅先はセキュリティーに注意を
これらの調査結果を受けて、同社チーフコンシューマーセキュリティエヴァンジェリストのギャリー・デイビス(Gary Davis)氏は「デバイスは私たちの生活の一部として、ますます多くの場面で利用されていますが、休暇中にデバイスを使用する際には注意が必要です。基本的なセキュリティ対策を取り、不要なリスクを避けることができれば、個人情報を保護し、安心してインターネットに接続して、旅行をもっと楽しむことができます」とコメント。
同社では“個人情報を守りデバイスの安全性を向上させるためのヒント”として、公共Wi-Fiの使用を控えることや、VPNサービスによる回線の保護、セキュリティー体制の更新といったアドバイスを出している。また、旅先でデバイスを紛失した際に、位置情報サービスで情報の保護や端末の回収が見込めるとしている。