13.3型ディスプレーを搭載する、ほぼA4サイズのノートパソコン「LIFEBOOK WU2/B1」。前回も書いたが、本機の最大の特徴はその軽さ。1kgを切る790gという重量は、やはり外へ持ち出して、いつでもどこでも使いたいというニーズにぴったりだろう。A4サイズなので、バッグにすっと入れられるので、どこにでも持っていけそうだ。
今回は、外へ持ち出してカフェなどで使うことを前提に、LIFEBOOK WU2/B1について使い勝手などを検証してみる。
キーの位置で重さが2段階のキーボード
LIFEBOOK WU2/B1のキーボードは、テンキーがないことを除けば、ほぼデスクトップパソコンのキーボードと同じようなデザイン。ただし、テンキーがないので、カーソルキーがEnterキー右側ではなく右下に配置されている。同様に、DeleteキーがBackSpaceキーの上にあり、Enterキー右に配置されていることに慣れていると最初戸惑うかも知れない。また、右下にAltキーがないが、ショートカットを用いて作業するという人でなければそれほど問題はない。
タイピング自体はもう少ししっかり感がほしいが、逆に軽快に打っていける印象だ。タイプ音自体はそんなに耳障りではないので、外で使っても周囲に迷惑なことはないだろう。
LIFEBOOK WU2/B1に搭載されているタッチパッドは2ボタン式になっている。ボタンが一体型になっていないので、移動操作をしながら誤ってボタンを押すということも少ない。マウスに慣れている人は外付けのマウスを使ってもいいが、このタッチパッドだけで十分対応できるので、外出時の荷物を減らすためにタッチパッドを活用したいところだ。
キーボード右下には指紋認証が搭載されており、セキュリティー面でも安心。軽い、持ち運びやすいということは、持っていかれやすいということでもあるので、セキュリティーとして生体認証が使えるのはうれしい。
電源なしでも十分な稼働時間を確保するバッテリー
LIFEBOOK WU2/B1のバッテリーは25Whと50Whの2種類のリチウムイオンバッテリーが用意されている。25Whの場合、理論値で8.3時間、50Whでは17時間の稼働が可能となっている。今回のレビューでは1回の充電でいろいろ操作をしてみたが、バッテリーが足りなくなるというようなことはなかった。
25Whでは、いざというときバッテリーがないということにもなりかねないので、50Whのバッテリーにしたいところだが、その場合重量が少し増えてしまう。増えるといっても、50Whでも約913gと1kgに届かないので、大きな問題にはならないだろう。少しでも軽いほうがいいという人でなければ、やはり50Whバッテリーにしておきたい。なお、バッテリーパックは自分で交換することができないので、最初に選択したものを使っていくことになる。
起動はストレスなく立ち上がる
いつでもどこでも使えるLIFEBOOK WU2/B1だが、どこかのカフェでバッグから取り出して、いざ使おうと思ったら起動まで時間がかかるというのではストレスになる。LIFEBOOK WU2/B1はストレージにSSDを使っていることもあり、電源を入れたらさっと立ち上がる感じで、そういったストレスは感じなかった。
電源を入れてからWindowsの認証画面が表示されるまでにかかる時間は、だいたい20秒程度であった。スリープ状態にしてある場合、ものの数秒で画面が表示されるので、かなり速いほうだなという印象だった。
LIFEBOOK WU2/B1のディスプレーに関しては、ノングレアタイプなので、光が映り込んで見えづらいということはなかった。その分、発色が少し落ち着いた感じではあるが、その分目にはやさしい。また、ディスプレーは大きく開くことができ、180度倒して真っ平らにすることはできなかったが、それに近いところまで開ける。ディスプレーの角度をかなり変えられるので、どうしても気になる光があるようであれば、倒し方で調節できる。
LIFEBOOK WU2/B1のスペックは前回お伝えしたが、再度おさらいしておこう。CPU-Zを用いた結果は下記の通り。
Windowsマシンとしての快適さを測るWIN SCORE SHAREで計測してみた結果は下記の通り。GPUはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620なので少し低いスコアとなっているが、CPU、メモリーともに高いスコアとなっている。またストレージにSSDを搭載しているため、ストレージは8.2とかなり高いスコアだ。
さらにCrystalDiskMarkを使ってストレージの速度を計測してみた結果は下記の通りとなっている。
こちらもSSDでのスコアであるため、とても速いことがわかるスコアだ。このスコアであれば、大きなファイルの読み書きであってもストレスを感じることはないだろう。
次回は、ベンチマークなどを計測してLIFEBOOK WU2/B1の実力を測ってみる。
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