2万円台でもゲームを完全に諦める必要はない
タイトル&設定次第! 2万円台ノート「Stl-14HP012-C-CDMM」でゲームできるかチェック
2017年05月22日 09時00分更新
2万円台で購入できる超低価格ノートパソコンに、最新の3Dゲームを遊べる性能を期待する人はいないだろう。グラフィックス機能がCPU内蔵のものという時点で最新の3Dゲームを楽しむには厳しいが、そもそも「Stl-14HP012-C-CDMM」はブラウジングや簡単なドキュメント作成といった使い方を中心にするライトなユーザーにとっては不足がないという程度を狙った構成のマシンだ。
さすがにFF XIVは厳しい結果に
そんなStl-14HP012-C-CDMMで、一応ゲームが楽しめるかどうかベンチマークを実行してみた。まず「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、解像度1360×768ドットのウィンドウモードで実行してみたところ、最も負荷の少ない「標準品質(ノートPC)」の設定でも「動作困難」という結果が出た。予想はしていたが、やはりFF XIVを楽しむのは難しそうだ。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k」も実行してみた。こちらは解像度を1280×720ドット、ウインドウモードで実行した。
グラフィックスの設定を「低品質」にした場合と「標準品質」にした場合は、いずれも「やや重い」という結果が出た。「最高品質」にした場合の結果は「重い」だ。どの設定でも動作の重さは感じるものの、ゲームプレー自体はできないこともない。
意外にも、3Dゲームでもタイトルによっては設定次第で遊べそうなことがわかった。もちろん快適に楽しむというわけにはいかないだろうが、ゲームを完全に諦める必要はなさそうだ。
ブラウザゲームなら快適!
もちろん、ゲームといっても幅が広い。3Dゲームではなく、もっとライトにブラウザゲームを楽しみたいという人も多いだろう。そういう人にとってStl-14HP012-C-CDMMは不足のないマシンになる。たとえば「艦隊これくしょん ~艦これ~」はまったく問題なく遊ぶことができた。
ゲームも普段の利用も、負荷のかかる使い方はあまり希望しておらず、ライトな使い方ばかりだという自覚がある人なら、あまり不満を感じずに利用できそうなStl-14HP012-C-CDMM。2万円台という価格と併せて考えれば満足度は高くなりそうだ。
試用機の主なスペック | |
---|---|
機種名 | Stl-14HP012-C-CDMM |
CPU | Celeron N3450(1.1GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 500 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 32GB eMMC |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット)、グレア液晶 |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 2.0端子、USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)、ミニD-sub 15ピン、HDMI端子、SDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅340×奥行243.5×高さ22.2mm/約1.8kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |