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『G-GEAR note N1585J-710/T』、価格は21万5784円

デスクトップ顔負けの性能! GTX 1070搭載ゲーミングノートPCが魅力的すぎる

2017年05月17日 11時00分更新

文● ジサトラショータ

提供: Project White

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各種ベンチマークでゲーム性能をチェック

 まずは製品スペックのおさらいから。

『G-GEAR note N1585J-710/T』の主なスペック
CPUCore i7-7700HQ(4コア/8スレッド、2.4~3.8GHz)
OSWindows 10 Home
メモリー16GB(DDR4、2400MHz)
ディスプレー15.6インチ フルHD(1920×1080ドット、141.2dpi)、ノングレア、タッチ非対応
グラフィックスGeForce GTX 1070
ストレージ256GB SSD(PCIe接続)、1TB HDD
光学ドライブなし
インターフェースUSB 3.1(Type-C)×2、USB 3.0×3、Mini DisplayPort 1.3 出力端子×2、HDMI出力端子、SDカードリーダー、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、光デジタル入力端子、有線LAN端子
本体寸法およそ幅385×奥行き271×高さ28.8mm
重量およそ2.7kg
販売価格21万5784円(税込)

 さっそくベンチマーク結果を見ていこう。

『CINEBENCH R15』のスコアー

 まずはCPUの計算性能を計測する『CINEBENCH R15』を使用した。スコアーはCPUマルチスレッドが748cb、シングルスレッドが162cbという結果だ。ノートPC向けCPUは、デスクトップ向けに比べて電圧や動作クロックが落とされていることも多いが、Core i7-7700HQはハイエンドノート向けということで、マルチスレッド性能はデスクトップ版のi5を上回る良好なスコアーを記録している。

『PCMark 8』(Home accelerated)のスコアー

 ウェブブラウジングやビデオチャットといった一般的な作業におけるPCのパフォーマンスを計測する『PCMark 8』(Home accelerated)のスコアーは3961で、これは一般的なノートPCを大きく上回る値だ。デスクトップ向け上位モデル並のCPU、大容量のメモリー、高速ストレージ、GPU搭載といった、スコアーアップに欠かせない要素をほとんど押さえているため、これだけの高スコアーが出るのも当然だろう。

3DMarkの『Time Spy』のスコアー。非常に重いベンチマークで、デスクトップ版GTX 1070搭載PCでも総合スコアーはだいたい5300~5500前後になる。そう考えると、ノート向けGTX 1070もほとんど変わらない性能を発揮できていると言えそうだ

『Fire Strike Ultra』のスコアー

『Fire Strike Extreme』のスコアー

『Fire Strike』のスコアー

『Sky Diver』のスコアー

 ゲームなどの3Dグラフィックス性能を計測する『3DMark』の各テストも試してみた。まずはDirectX 12対応の重量級ベンチマーク『Time Spy』だが、5317とかなりの高スコアーが出た。デスクトップ版のGTX 1070を搭載したPCも、ややスコアーは上下するが大体5300~5500前後の値に落ち着くことが多いため、デスクトップPC顔負けの結果と言えるだろう。

 参考までに『Fire Strike Ultra』、『Fire Strike Extreme』、『Fire Strike』のスコアーは、それぞれ4122、7720、13890。いずれも他のテストと同じく、前世代のPCを軽く上回るスコアーとなっており、ノート向けGTX 1070のポテンシャルにつくづく驚かされる。

先日リリースされたばかりの『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク』で、画質設定が最高、解像度1920×1080ドット、フルスクリーン、DirectX 11とした際の結果(『紅蓮の~』から、DirectX 9はサポート対象外となった)。

 先日リリースされたばかりの『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク』も実行した。結果は、画質設定が最高、解像度1920×1080ドット、フルスクリーン、DirectX 11で、スコアーが12239。最高評価である『非常に快適』のしきい値であるスコアー7000を5000近く上回る良好な結果と言える。大規模レイドダンジョンのように処理が重くなりがちなコンテンツでも、フレームレートを落とさずプレイするのに十分な性能と言える。場合によっては拡張解像度を設定し、マルチディスプレーで存分に冒険を楽しむのもアリかもしれない。

左がデータサイズ1GiB、右がデータサイズ16GiBの『CrystalDiskMark 5.2.1』のスコアー。PCIe接続のSSDらしく、圧倒的な速度が出ている

 ストレージ性能を計測する『CrystalDiskMark 5.2.1』の結果は、SSDの順次読み込みが毎秒1569MB、順次書き込みが毎秒596.7MBという結果に(データサイズは1GiBで計測)。PCIe接続のSSDらしく、読み込みは一般的なSSDの約3倍と爆速で、書き込みも通常SSDを上回る速度だ。最近の大作ゲームはデータサイズが大きく、起動時のロードにかかる時間が長くなりがち。これらの時間を体感できるのは大きなメリットだろう。

データ用ドライブとなるHDDのスコアー。システムドライブであるM.2 SSDとは速度に大きな差がある

持ち歩かない人にも魅力的なゲーミングノート!

 『G-GEAR note N1585J-710/T』は、21万5784円というなかなかの価格だが、全方位スキのない高性能を実現したコスパ高めのハイパフォーマンスゲーミングノートPCだ。デスクトップ型に比肩する性能を持ちながら、ほぼ同構成のデスクトップとほとんど値段が変わらないか、ともすれば安価に購入できるというのは、一昔前のゲーミングノートを知っている人間からすれば恐ろしいインパクトがある。ゲーミングPCを自宅以外でも使用したい人はもちろん、「とりあえず何かゲーミングノートが欲しい」という人にも、胸を張ってオススメできる選択肢と言えるだろう。



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