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『G-GEAR note N1585J-710/T』、価格は21万5784円

デスクトップ顔負けの性能! GTX 1070搭載ゲーミングノートPCが魅力的すぎる

2017年05月17日 11時00分更新

文● ジサトラショータ

提供: Project White

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オーソドックスな見た目に秘めた高スペックが魅力

 『G-GEAR note N1585J-710/T』は、15.6インチのフルHD(1920×1080ドット)液晶を搭載したゲーミングノートPC。本体サイズはおよそ幅385×奥行き271×高さ28.8mmと、一昔前の分厚いゲーミングノートに比べればだいぶ普通のノートPCに近付いたものの、基本的には据え置き用途に適している。重量は約2.7kgなので、さっとカバンに入れて毎日持ち歩く……というのはなかなかしんどいと思うが、それほど頻繁でなければ持ち運びも十分現実的だ。

天面は『G-GEAR』ロゴのみのシンプルな外観

 本体カラーは黒一色で、天板に『G-GEAR』ロゴだけが刻印されているシンプルなデザイン。側面や底面のスリットまわりはゲーミングノートらしいゴツさがあるが、全体的には落ち着いた外見で、ゲーミング系の製品にありがちな「目立ちすぎる」といった心配はない。

インターフェース類。外部モニターを使うための映像出力はもちろん、USB Type-Cコネクターも備える

背面にはHDMIとMini DisplayPort出力端子に加え、電源コネクターを配置

 ディスプレー出力用にHDMI端子とMini DisplayPort 1.3を備えており、最大4画面の出力に対応。家では大画面のマルチディスプレーでゲームを満喫し、持ち運び時は本体ディスプレーでどこでもゲーム……といった活用も可能だ。USBコネクターは、最新規格であるUSB 3.1(Type-C)のほか、USB 3.0×3もしっかり搭載する。そのほかSDカードリーダー、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子に加え、旧機種でも採用していた光デジタル出力端子を引き続き備えている。通信機能もIEEE 802.11ac、Bluetooth 4.2に対応。

内蔵の2.1チャンネルスピーカーはオンキヨー製大型チャンバーを採用

 本製品はオーディオ面にも強いこだわりが見られるのが特徴だ。内蔵の2.1チャンネルスピーカーはオンキヨー製の大型チャンバーを採用し、バーブラウン製のオペアンプを搭載することで、ノイズの少ないクリアなサウンドの実現をうたう。さらに『ESS SABRE HiFi AUDIO DAC』により、24bit/192KHzのハイレゾ音源も再生可能と、ノートPCとしてはかなりの充実スペック。良質なサウンドでゲームの臨場感を高められるのは嬉しいポイントと言えるだろう。

アイソレーションタイプのキーボード。本体サイズに余裕があるため、キーピッチは広く、ストロークは深め。

LEDバックライトの発光機能付き

キーボードのバックライトカラーは独自ユーティリティーソフトで変更可能。マクロキーやタイピングしたキーのログ記録もできる

 キーボードはアイソレーションタイプで、バックライトによる発光機能を備えている。発光は独自アプリのコントロールセンターから変更可能なので、好きな色やパターンを選んだり、必要ない場合はオフにするなど、自分好みに調整しよう。キー配置はオーソドックスで、キーピッチは大きくキーストロークも深い。テンキーも標準で備えており、MMORPGのようなタイトルでスキルを押す際に重宝するかもしれない。タッチパッドはボタン独立タイプで使用感は悪くないものの、PCゲーマーであればマウスを用意するという人のほうが多いだろう。ディスプレーは反射が少なく根強い人気のあるノングレアタイプとなり、タッチ操作には対応していない。

 付属するソフトウェアは、セキュリティーソフトとして定評のある『カスペルスキー インターネット セキュリティ(90日版)』のみ。期間が約3ヵ月と短いため、不安なら終了後にライセンス更新をかけるとよい。

底面はゲーミングPCらしく、通気用のスリット多めのゴツゴツしたデザイン

 肝心の性能面は、ゲーミングノートPCだけあって折り紙付き。CPUはノートPC向けのCore i7-7700HQ(4コア/8スレッド、2.4~3.8GHz)を搭載し、デスクトップ向けi7に迫る性能を発揮する。マルチスレッド処理能力は非常に高いので、ゲーム以外の用途でもそうそう困る場面はないはずだ。メモリーはDDR4-2400で、容量は16GBと大容量。ゲームはもちろん、クリエイティブ用途でも比較的余裕があると言えるだろう。

 ストレージはインテル製の240GB M.2 PCIe SSDに加え、データ保存用の1TB HDDを併載する鉄板構成。拡張性に乏しいノートPCで、データサイズが大きくなりがちなゲームをプレイするとなれば、これぐらいの容量の余裕は欲しいところだ。サイズが大きくロードも長いゲームは読み書きの高速なSSD、プレイ頻度が少ないゲームやゲーム以外のデータはHDDに保存するなど、あらかじめルールを決めて使い分けると容量不足に悩むような事態を避けられる。

タッチパッド左側には、GeForce GTXシリーズ搭載であることを示すシールが

 ゲームPCの要であるGPUは、ノートPC向けの『GeForce GTX 1070』。冒頭で述べたとおり、GeForce GTXシリーズは最新世代からノート向けGPUの性能が著しく向上し、ほとんどデスクトップ向けと遜色ない性能を発揮するようになってしまった。デスクトップ向けのGTX 1070といえば、前世代のハイエンドモデル『GeForce GTX980Ti』に比肩するスペックを持ち、現状世に出ているほとんどのタイトルをフルHD画質・最高設定でバリバリ動かせるミドルハイクラスのGPUだ。ノート向けでもそれに近い性能が得られるということは、実質動作スペックを気にせずゲームを選べるということでもある。「PCスペックとかよく分からないんだけど、ほとんどのゲームがいい画質で遊べて、ノート型が良い」というPCゲーム入門者にはうってつけの製品だろう。

 さて、外観やスペックのチェックが済んだところで、次はベンチマークソフトを使って『G-GEAR note N1585J-710/T』の性能を確認していこう。

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