サイコムのホワイトな筐体がイカす「Preimum-Line Z270FD」の外観をチェック
見た目の良さは性能の高さの証! 自作マニアも納得できる“プレミアム”な1台
2017年04月06日 15時00分更新
「Preimum-Line Z270FD」は、サイコムが販売するBTOパソコンのひとつ。安さをウリにすることが多いBTOパソコンではスペックばかりを強調しがちだが、このモデルはスウェーデン“Fractal Design”のパーツをふんだんに取り入れ、性能はもちろん、外観にまでこだわっているのが特徴だ。「Fractal Design Define R5-White/Gold Limited Edition」を採用する限定特別モデルで、日本国内ではサイコムのみの独占販売となっている。
まず目を引かれたのが、タワー型では珍しいホワイトを採用していること。シンプルで光沢のあるフロントと、つや消しで梨地のボディという組み合わせを採用しており、安っぽさは一切ない。また、天板にはオリジナルの防塵フィルターを装着し、通気性とデザイン性を両立しているのがうれしい。
感心してしまうのが、外部だけでなく内部までしっかり塗装されていることだ。金属そのままということが多いドライブベイもしっかりと塗装されており、PCパーツのブラックとのコントラストがとても美しい。また、アクセントとしてストレージのマウンターや手回しネジ、背面のスロットカバーなどの色にはゴールドを採用。適度なアクセントとして高級感を高めてくれている。
電源や水冷キット、ファンまですべて“Fractal Design”
コラボレーションモデルというだけあって、電源や水冷クーラー、ファンまですべて“Fractal Design”の製品を使用。とくに水冷クーラーは大きな240mmラジエーターを採用した「Kelvin S24」で、静音性、冷却性ともに優れている。また、ファンはラジーエータに装着されているものに加え、背面上部にケースファンも装備。ケース内にこもりやすい熱を速やかに排出できるよう工夫してある、実に堅実な作りだ。
電源は変換効率の高い“80PLUS Gold”の『Edison M 650W』。ケーブルがモジュラー式なので必要なケーブルだけが使われており、背面配線が多用されたケース内は非常にスッキリとしている。グラボ周辺もケーブルがほとんどないため通気性に優れ、熱がこもらないのがうれしい。
スペックのカスタマイズは自由自在!
複数のストレージも内蔵可能
標準のスペックは一応決まっているものの、BTOパソコンというだけあってカスタマイズは自由自在。CPUの変更やメモリーの増量はもちろん、SSDはシステム用、HDDはデータ用といった複数のストレージを組み合わせることも可能だし、逆にストレージやOSをナシに変更するといったことまでできる。
また、「Premium-Line」シリーズは単に良質なモノだけでなく、ユーザーの所有欲を満たすために特別に用意されたサイコム謹製のバインダーが付属する。このバインダーには、サイコムとFractal Design両者代表のサインが入った「品質保証書」が付くほか、 構成パーツのマニュアルやドライバーCDなどが収められている。
納得いくスペックをこだわりの高品質パーツで組み上げた「Preimum-Line Z270FD」。2年間の長期保証と無償のオーバーホールサービスが標準で付属するなど、製品そのものだけでなく、安心して使えるサービス面も充実している。性能にこだわり、自分好みのハイスペックPCを手に入れたいと考えている人なら、きっと満足いく1台となるだろう。
Preimum-Line Z270FDの主なスペック | |
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機種名 | Preimum-Line Z270FD |
CPU | Core i5-7600K(3.8GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5) |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 500GB HDD |
マザーボード | ASUS Z270-A(Z270チップセット) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
サイズ | およそ幅232×奥行531×高さ451mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |