「dynabook AZ65/C」は、東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」専売モデルとして、購入時にユーザーがある程度構成を選択できるようになっている。国内大手メーカー製という信頼と、柔軟なユーザーニーズに合わせた購入という要望を両立させてくれる機種だ。
試用機は、CPUにCore i7-7500U(2.7GHz)を採用し、16GBメモリーと512GB SSDを組み合わせた構成だ。ディスプレーはフルHDで、光学式ドライブはBlu-ray Discドライブ、さらに「Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス」もプリインストールと、選択できる項目ですべて上位のものを指定した最上位構成となっている。
この構成でどの程度の実力があるのかについて、まずは基本的な性能の指標としてWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」(「Windows エクスペリエンス インデックス」)の実行結果を紹介しよう。
結果は、「プロセッサ」が「7.7」、「メモリ」が「8」、「プライマリハードディスク」が「7.7」と非常に高いスコアが出ている。一番低いのは「グラフィックス」の「6.4」だが、これもとくに低いわけではない。グラフィックス機能はCPU統合のインテルHDグラフィックス620を利用しているが、一般的な映像鑑賞等ではまったく問題がないことがわかる。ゲーム用グラフィックスについては、WinSAT.exeでは正しく計測できなかった。
ブラウジングやYouTubeの動画再生はノーストレス
実際の利用時にどの程度の負荷があるのか、ブラウザーを利用しての検証も紹介しよう。まずASCII.jpのトップページを表示した時のCPU負荷率がどうなるのかを確認してみた。
一般的にブラウザーを起動した瞬間と、ページの読み込み時に負荷が高くなるものだが、このモデルの場合はブラウザー起動時で40%強程度、ページ読み込み時の最も負荷がかかった時でも50%強程度にしかならなかった。その負荷も瞬間的で、すぐに落ち着く。利用中の負荷率は10%以下で非常に安定した動きを見せてくれた。
YouTubeでのHD動画再生についても、最初の読み込み時に30%台なかばまで負荷が高まるものの、その後はすぐに落ち着いた。ストリーミング動画は再生中にも時折負荷が高くなるものだが、再生中もせいぜい20%程度までしか負荷が上がらず、ほぼノーストレスでの利用ができた。
大容量メモリーとSSDのおかげでサクサク快適
何をしていても重く感じるようなことはなく、サクサクと快適な作業ができる高性能なマシンだと感じられるdynabook AZ65/Cだが、この快適さに大きく貢献しているのが豊富なメモリーとSSDだろう。
ブラウジングや通常のドキュメント作成といった作業でCPUの性能を使い切ることはあまりないが、メモリ容量の多さはタブを多く開いたブラウジングなどを快適にしてくれる。そしてSSDはWindows 10の起動をはじめとするさまざまな動作にキビキビ感を出してくれる存在だ。
おサイフと相談しながら快適さを追求できる直売モデルだが、PCを使う中でストレスを感じたくないという人は、CTOで試用機のような高性能な構成を選択するといいだろう。
dynaook AZ65/Cの主なスペック | |
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機種名 | dynabook AZ65/C |
CPU | Core i7-7500U(2.7GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 4GB/8GB/16GB |
ストレージ | 1TB ハイブリッドHDD/256GB SSD/512GB SSD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット) |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ/Blu-ray Discドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、HDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、ブリッジメディアスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅379×奥行258×高さ23.7mm/約2.4kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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512GB SSD搭載でも17万4744円から
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