静止画や動画でショートムービー
iPhone 7(PRODUCT)REDや新iPadと同時に新発表となったのが、純正アプリの「Clips」。静止画や動画を使って、これ以上はないというほど手軽にムービーを作成できる。
対象となる機種は、iPhone 5s以降、iPad Air以降、iPad mini 2以降、第6世代iPod touch以降と幅広く、無償で提供されるのもうれしいポイント。対応するiOSのバージョンは10.3となる。4月上旬にApp Storeで無償配布される予定だ。
アップルの独自技術を詰め込みまくったアプリ
ショートムービーを作成できるアプリは数多いが、Clipsは内蔵するテクノロジーで一線を画す存在だ。例えば字幕機能は、ムービーを撮りながらスピーカーに向かって話した言葉がそのままテキストに自動変換される。これはアップルが培ってきた音声入力(音声認識技術)が使われており、かなりの精度で変換してくれる。しかも、話すスピードと字幕の表示スピードがシンクロするのだ。
出来上がったムービーをシェアしたい場合はiOSではおなじみの共有ボタンをタップすればいいが、ここでもアップルのテクノロジーが光る。ムービー中で名前を呼んだ相手やムービーをシェアした回数が多い相手などを解析して、送信先として自動的にリストアップしてくれる。
Clips用のBGMも用意されているので、著作権を気にせずムービーに音楽を付けられるのも見逃せないポイントだ。もちろん、ムービーの長さに合わせてBGMが自動調整されていい感じになる。
※お詫びと訂正:記事初出時、対象機種の一部に誤りがありました。記事を訂正してお詫びします。(2017年4月7日)