東芝クライアントソリューションの12.5型ノートパソコン「dynabook VZ72/B」は、高性能でありながら約17時間の連続駆動が可能という長時間バッテリーが魅力の1つだ。そこで、実際の利用環境でどのくらいの連続利用ができるのか検証してみた。
カタログスペックでは「約17時間駆動」
モバイルパソコンでは、バッテリーのみで利用しつづけられる時間も使い勝手のよさに大きく関わってくるポイントだ。dynabook VZ72/Bは、カタログ上では約17時間駆動が可能ということになっている。
もちろん、この数値には注釈として「JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)による値。実際の駆動時間は使用環境および設定などにより異なります。」と添えられている。一般的に見て、実際に利用できる時間はカタログに示されている値よりは短くなるものだ。ではdynabook VZ72/Bは実際どのくらい利用できるのか、バッテリーベンチマークソフト「BBench」を利用して計測してみた。
画面輝度最大でもウェブ巡回なしなら約12時間稼働
まず、電源プランを「バランス(推奨)」にした上で画面輝度を最大に設定した上で「BBench」の設定をキーストローク/ウェブ巡回ともにありとして実施してみた。利用している間中絶えずブラウジングしながらドキュメント作成をしているような状況だ。この状態で4時間13分51秒使い続けることができた。
電源プランと画面輝度の設定は変更しないまま、ウェブ巡回のみなしとした場合は、11時間56分56秒利用できた。無線LAN機能自体はオンにしたままだったが、ブラウザーを使い続けるという状態でなければかなり長時間利用できることがわかる。
ecoモードならウェブ巡回なしで20時間弱の利用が可能
より省電力な設定にした場合の検証もしてみた。電源プランを「eco」にした。画面輝度はバッテリーでの利用時なので20%だ。この状態でキーストローク/ウェブ巡回ともにありにすると、9時間45分利用できた。やはり画面を暗くすることによるバッテリーの節約効果は大きい。
こちらの設定でもウェブ巡回なしにしてみたところ、なんと19時間52分22秒利用できた。20時間近くの利用が可能だったわけで、カタログ値よりもかなり長い。
画面輝度20%というと暗そうに感じるが、実際には屋内なら無理なく作業ができる程度の明るさだ。そして、キーストロークはありなのだからローカル資料や紙資料を参照しながらのドキュメント作成などに近い環境だ。節約のための無理な設定ではなく、これだけ長時間利用できるというのはかなり魅力的だ。
モバイル環境で、何時間も常にブラウジングをしているという状況はあまりないだろう。dynabook VZ72/Bは、画面輝度をそこそこ落として使える場所でさえあれば、電源が確保できなくても十分長時間働いてくれそうだ。
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512GB SSD搭載でも17万4240円から
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえば「dynabook VZ72/B」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は19万5480円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は16万4700円(3月15日現在)からとなっている。なんと、512GB SSD搭載モデルも17万4240円(3月15日現在)からだ。
この他の東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!!
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook VZ72/B |
CPU | Core i7-7500U(2.7GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB SSD/512GB SSD |
ディスプレー | 12.5型(1920×1080ドット)、タッチ対応 |
通信規格 | 有線LAN(100BASE-T、USB Type-Cアダプター使用時)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.1 |
内蔵ドライブ | ー |
インターフェース | USB 3.0端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、Thunderbolt 3端子 |
インターフェース(USB Type-Cアダプター使用時) | HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、USB 3.0端子、Ethernet端子 |
サイズ/質量 | およそ幅299.0×奥行219.0×高さ15.4mm/約1099g |
OS | Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit) |