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kintoneのWebhook機能との連携でオンプレミスのWebサービスと連携

kintoneと基幹システムの連携を実現するThunderbus 1.2登場

2017年03月09日 18時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 3月8日、アプレッソはkintoneなどのクラウドサービスとオンプレミスの基幹システムをシームレスに連携するソフトウェアの最新版「Thunderbus 1.2」をリリースした。

 Thunderbusはオンプレミスにあるファイルやシステムに対し、クラウド側からセキュアにアクセスできる仕組みを提供する連携ソフト。専用線や特殊なハードウェアを用いることなく、オンプレミスとクラウドのシステムをシームレスに接続することができる。

 今回発表されたThunderbus 1.2では、HTTP Agentの機能を追加。従来のファイル連携に加え、HTTP(S)によってクラウド側からオンプレミス側のWebサービスの呼び出しが可能になった。クラウドサービス上にインストールしたThunderbus Serverとオンプレミス環境にインストールしたHTTP Agentの間でHTTP(S)/WebSocketによる仮想的なトンネルを構築し、Thunderbus Serverに対するHTTP(S)アクセスをHTTP Agentへ転送する。これにより、オンプレミスにあるグローバルアドレスを持たないWebシステムに対して、クラウドや社外ネットワークからの直接アクセスが可能になるという。

kintoneとの適用イメージ

 利用例としては、2月にリリースされたkintoneのWebhook機能とThunderbus HTTP Agent、さらにオンプレミス側に配置したデータインテグレーションツール「DataSpider Servista」のHTTPトリガーを組み合わせることにより、クラウド上にあるkintoneからオンプレミス側にあるWebサービスに対する呼び出しがGUI上での開発のみで実現する。kintoneで追加されたレコード情報をオンプレミスの基幹システムへリアルタイムに連携する処理などが可能になる。

 パッケージライセンス、または月額ライセンス&サポートの2種類の形態で販売。パッケージライセンスの場合、ライセンス費用の20%が年間保守費用として初年度より発生する。Thunderbus Server(CPU単位)×1、Thunderbus File Agent×5、Thunderbus HTTP Agent×1、Thunderbusユーザー×5の基本構成で、パッケージライセンスが100万円、月額ライセンス&サポートが5万8000円となっている。

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