ASCII倶楽部

このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

今年は何の元年になる? 注目の最新技術丸わかり!

2017年にブレイクするかも!? 10の凄い最新技術・新鋭規格 (1/3)

2017年02月18日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●村山剛史/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今年は何の元年になる? 注目の最新技術丸わかり!

 2017年のデジタル業界もいろいろと動きが激しそう。そこで今回は、今年変化が起きそう、もしくはブレイクしそうな規格や技術を10つ紹介する。2017年はどんな技術の「○○元年」になるのだろうか?

1:初搭載はGalaxy S8?
最新短距離無線通信機規格「Bluetooth 5」

 皆さんおなじみBluetoothの次世代規格「Bluetooth 5」が2017年の早い段階で登場する予定だ。現在最新のBluetooth 4は7年前に登場し、4.1、4.2とバージョンアップしてきた。今やノートPCやスマホに当たり前のように搭載されており、PC周りではヘッドホンやキーボード、マウスなどのワイヤレス接続に使われている。現在、82億台のデバイスに搭載されている鉄板の短距離無線通信機規格だ。昨今成長著しいIoTデバイスに採用されることも多く、これから大きな進化が見込まれている規格でもある。

「Bluetooth 5」は2016年6月発表、12月に正式採用された。ちなみに、本バージョンから、“Bluetooth 5.0”といったようにバージョンを“5.x”表記することは中止され、シンプルに「Bluetooth 5」と表記される。

Bluetooth SIG.のウェブサイト。まだ内容は直訳のまま

「Bluetooth 5」は、Bluetooth 4.2と比べて、倍速モードが採用されて通信速度が2倍、メッシュ機能により通信範囲が4倍、一方向通信の容量は8倍に拡張された。にもかかわらず高い省電力性は維持されている。策定団体Bluetooth SIG.の執行役員マーク・パウエルは、2020年までにはIoTデバイスの約3分の1以上にBluetoothが採用されると述べている。

 早くもクラウドファンディングサービス「Kickstarter」では「Bluetooth 5」に対応した開発用基板がお目見え(Bluetooth 5 Ready: BLE Module, Nano 2 & Blend 2)。1パッケージ23ドルからで、世界中に配送可能だ。2万ドルを目指して募集を開始したが、すでに3万5000ドル以上が集まり、大成功している。

Bluetooth 5対応モジュールを販売している「Kickstarter」のページ

 「Bluetooth 5」初対応製品については、複数の海外のガジェット系ブログで、サムスンの「Galaxy S8」になる、という噂が広まっている。Galaxy S8は2月末~3月に登場するとみられており、「Bluetooth 5」の登場時期としてもぴったり。可能性は高いと言えるだろう。

Bluetooth 5を初搭載するのは次世代Galaxy!?(画像はGalaxy S7 edge SC-02H)

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!