東芝の12.5型デタッチャブルノートパソコン「dynabook RZ82/A」の基本性能は、前回紹介したように家庭やオフィスでの日常利用には十分な力を持っている。しかしタブレットとしても軽快に使えるよう、省電力なCPUであるCore m7-6Y75を搭載していることもあり、グラフィックス性能は少々抑えめだ。
では、dynabook RZ82/Aで高いグラフィックス性能が要求される3Dゲームをプレイすることはできるのだろうか。無理を承知で、どのくらいのことまでができるのか、各種ゲームベンチを実行してみた。
「ファイナルファンタジーXIV」で遊ぶのは難しそう…?
まず「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を実施してみた。設定はウィンドウモードで1920×1080のフルHD画質にしてある。この状態でグラフィックスの品質を「標準品質(ノートPC)」にして実施した結果「設定変更が必要」という結果が出てしまった。もちろん、より精細なグラフィックス品質ではさらに厳しいスコアになっており、「最高品質」では「動作困難」という結果になっている。
もちろん、解像度設定を低くするなどさらなる調整は可能だが、「ファイナルファンタジーXIV」の快適なプレイは厳しそうだということがわかった。
軽めのゲームなら設定次第で対応可能
「ファイナルファンタジーXIV」よりは要求が高くないゲームとして、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」や「モンスターハンター フロンティア オンライン」のベンチマーク「MHFベンチマーク 第三弾【大討伐】」も実施してみた。
まず「MHFベンチマーク 第三弾【大討伐】」を解像度1680×946でウィンドウモードで実施した。詳細設定でグラフィックス設定を含む各種設定を「低」にすれば遊べる程度の性能であるという結果が出た。もちろん場所によっては動きがぎこちなくなる可能性があるため快適というわけではないが、軽く遊んでみたいという程度ならば対応可能そうだ。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」はウィンドウモードで、解像度は1920×1080ドットのフルHDに設定。グラフィック設定を「低品質」にした時には「やや重い」という結果になった。動作の重さは感じられてもゲームはできるという状態だ。しかし「最高品質」のグラフィック設定では「重い」という、そのままの設定ではかなり不自由を感じるであろうという結果が出た。
全体的に、軽めのゲームで低画質設定ならば遊べる程度だという結果になった。もちろん、3Dゲームにこだわらず、ブラウザゲームなどで遊ぶというならば不自由なく楽しめるはずだ。
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256GB SSD搭載でも16万4160円から
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえば「dynabook RZ82/A」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は16万8480円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は11万9880円、12月21日現在)からとなっている。なんと、256GB SSD搭載モデルも16万4160円(12月21日現在)からだ。
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試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook RX82/A |
CPU | Core m7-6Y75(300MHz)/Core m3-6Y30(900MHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 515 |
メモリー | 4GB/8GB |
ストレージ | 128GB SSD/256GB SSD |
ディスプレー | 12.5型(1920×1080ドット)、タッチ対応 |
光学式ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | タブレット:USB Type-C、MicroHDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、キーボードドッグ部:USB 3.0端子×2、HDMI出力端子、ミニD-sub 15ピン |
内蔵カメラ | 前面:およそ200万画素、背面:およそ500万画素 |
内蔵センサー | 電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー |
サイズ/重量 | およそ幅309×奥行215.2×21mm/約1.399kg~1.43kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
