sMedioは、VR用アプリケーションに立体音響を付加することができる技術を開発した。そして、開発者向けキット「sMedio True VR Sound」として、11月28日よりAndroid対応版を販売すると発表した。現在予約の受付を行っている。
また、販売開始に先立って、本技術を体験することができる最初の開発者向け評価アプリ「sMedio True VR Sound Demo1」Android版を、10月12日よりGoogle Play Storeにて無料で配信を開始した。
sMedio True VR Sound は、人の両耳、顔、肩の形を考慮して音源の方向の情報を数値化した頭部伝達関数を利用した音像定位を基本とする技術を使うことで、モノラル音源を立体音響に変えることができる。この技術により、VR内で物体を認識する時に、従来の視覚の高価に加えて、ヘッドフォンなどを通じて、聴覚でも対象の位置などを立体的に感知することが可能となる。
今回発売されるAndroid版に加え、今後 iOS版、Windows版、Linux版へも順次対応を広げていく予定。さらに、nityやUnreal Engineなど各種ゲームツールへのプラグイン対応や複数音源対応も進めて、PlayStation VRのコンテンツを始め、Oculus RiftやHTC ViveなどのVRヘッドマウントディスプレーで楽しむコンテンツ作成にも幅広く適用することができるとのことだ。
sMedio True VR Sound SDKの価格は、初期費用30万円もしくは15万円のいずれかのプランを利用することができる。また、アプリの売上に従って、別途ライセンス費用がかかる場合があるとのこと。
開発者用評価アプリ「sMedio Tru VR Sound Demo1」のダウンロードはこちらから。